夜勤の休憩で外に出たらものすごく風が強くて、凍えるほど寒かった。星がとてもきれいだったので、さぞかしいい天気になるだろうと思っていた通り、今日は朝から抜けるような青空が広がって、絶好の行楽日和となった。こんな日は山の猫にでも会いに行きたいところだが、あいにく夜勤の狭間なので、さっさと寝なければならない。新居での生活が落ち着いたら、思う存分遊んでやるさー。
昨日に続いて今日の記事も、たくさん写真を撮って載せられずにいた猫たち。20日の散歩で高麗~高麗川を歩いた時の後半部分を紹介する(前回はこちら)。
落ち葉の休憩所で大白斑のサバ白を見かけたあと、道路向かいの猫民家で家族と思しきキジ白やチョコ白に出会ったのが前回まで。特にキジ白は天真爛漫な子で、にゃ、にゃと短く鳴きながら、足元を行ったり来たりして可愛らしかった(動画あり)。最初に休憩所で会ったサバ白は、おっぱいの周りの被毛が黄ばんでいたので、恐らく母猫と思われたが、この子は子猫と呼ぶには少し大きい。目が黄色なので、毛色はカラーポイントではなく、純正のチョコ白かシナモン白かな。外で見かけるのはかなり珍しい。
きっと今年の子猫がいるに違いないと思って、敷地の奥を覗いてみると、それらしいのがまったりしていた。
子猫たちはお母さんのお腹に張り付いて離れない。当分終わりそうにないので、俺は散歩の続きに戻ろうっと。
なだらかな丘陵地帯を30分ほど行くと、まばらな民家の一つに猫影を発見。濡れ縁で寛いでいるのがいた。
怖い顔になってしまうのは、眼窩が深くて瞳に影ができるからなのか、それとも単に俺が不審がられているだけなのか。眉間に三日月のカッコいい黒だった。
このコースはいつもたいてい尻すぼみなんだが、この日は盛況で、住宅地に入ってからも猫影が途絶えない。畑の三毛はすでに逃走中。
逃げ切るかと思って眺めていたら、途中で止まってこちらを一瞥したあと、唐突にごろーんが始まった。女心は分からん……。
ここは定点の猫民家。玄関先で茶トラ白が寛いでいた。もう1匹、お尻だけ見えているカラーポイントは、いくら呼んでも動かない。
警戒の面持ちでこちらに近づいてくる黒白。ちなみに、この遊歩道はもともと貨物線だったところで、1984年に鉄道が廃止されたあとも、しばらく線路が剥がされずに残っていた(2009年3月の様子)。
民家の敷地で止まったところを何とか捕捉。……ていうか最初の黒白と違ってるし。いつの間に入れ替わったんだろ。
……ということで、3時間7.2kmに渡るこまこま散歩はこれで終了。このあとも高麗川駅へ向かう間に何匹か見かけたが、すべて逃げられた。