天気予報にお日様マークが出ていると、どうしても広い青空をイメージしてしまうが、気象庁の用語定義では、かなり雲の多い時でも「晴れ」と表現する。雲に覆われているのが80%程度までは晴れと言うそうだし、それ以上の雲があっても、薄曇りで地上に影ができる状態なら、やはり晴れなのだそうだ。今朝の天気はまさに「ぎりぎり晴れ」といった感じで、薄い低層雲の上に高層雲がかかって日差しが白み、デジカメがいちばん苦手とする光線状態だった。朝の薄曇りは日が高くなるとともに解消することが多いが、今日は時間の経過とともに雲が厚くなり、午後からは雨まで降ってきた。崖下の解体工事はようやく建物がなくなり、今日はコンクリート片などのガラ集めをしていた。工期が遅れているのか、雨が降り出してからも、呪詛の言葉を吐きながら作業を続けていたが、16時ごろにはそれも聞こえなくなった。
散歩を開始したのは6:40すぎ。福生の顔馴染みに会うため、人影のまばらな歓楽街を歩き始めて間もなく、駐車場に黒い尻尾を見つけた。
回り込んでみると、小柄な黒猫がこちらを見ていた。向こうはとっくに気づいていたらしい。
顔つきは警戒しているようだけど、意外に人懐っこくて、このあと軽くすりすりして去って行った。
……そう思って、帰ってから調べたら、3年あまり前にも同じ場所で同じ子に会っていた。あの時は塀を伝って逃げられたけど、今朝は降りてきてこちらを眺めている。
何だかんだで4ヶ月ぶり。妹分は見かけなかった。
遊び場の階段に誘われて、ついて行ってみると、珍しくすりすりを見せてくれた。
福キジ1号の公園にも寄ってみたが、今朝は誰にも会えなかった。しばらく待って諦めて、家に帰るため駅に向かっていると、駐車場でクリーム猫が寛いでいた。
光の具合が悪くて分かりにくいけど、少し離れたところにも1匹。
毛色はキジ霜降りだと思う。ここにはキジ色の霜降りがもう1匹いるが、それとは別猫のようだ。
クリームの方は割と機嫌が良くて、呼んだらにゃーんと返事した。明日の散歩は天気次第。