日なた派と日陰派


昭島市の猫

 シャム混1号や再開発ファミリーの縄張りで進行中の新道工事は、引っ越したあとも順調に進んでいるようで、来る16日から部分供用が開始されるそうだ。日曜日の休工日は今日しかないので、これから仕事へ行くついでにちょっと寄ってみようと思っている。天気が曇りがちで、雨に当たる可能性もあるので、猫に会えるかどうかは行ってみないと分からない。
 今日の記事は今月9日の出勤前に見かけた猫たち。日没時刻は16:28になっていて、今は年中で最も日の入りが早い時期だ。南中高度が低いことと相俟って、14時すぎの散歩開始でもすでに日差しは赤く、街はみるみるうちに夕方色に染まっていく。弱々しい日差しを求めて、庇の上に乗っかっているのが1匹。
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 薄目を開いて、ちゃんとチェックが入っているな。どうせ届かないんだから、安心して寝てくれ。
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 西向きの庇は猫たちにとって格好の寛ぎ場所だ。長毛黒の近所でもう1匹発見。
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 この日のコースは西立川から中神まで。途中いくつかの猫拠点を回ってみたが、太陽が低くて日陰が多いせいか、思ったほどは見つけられない。次の猫は東中神駅近くで遭遇した。
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 きりっとした表情の茶トラ。カッコいいな。
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 人慣れしているような顔つきだったので、試しに指の匂いを嗅がせようとしたら、塀の向こうに引っ込んでしまった。この日はやや時間が押していて、急ぎ気味だったのが災いしたか。
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 とある猫拠点。民家とアパートの隙間から、こちらを注視しているのがいた。
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 その下の地面には茶トラ。お母さんが見張っていたのかと思ったが、キジトラの母から茶トラの子は生まれない。キジトラに見えて、実は縞二毛だったのかも知れないし、あるいはまったく無関係なのかも知れない。
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 まだ若い顔立ちだ。ここに数匹の子猫がいることは、だいぶ前から知っていて、いつか道端に出てくるだろうと気長に待っていたんだが、そうこうしているうちにずいぶん成長した。寒いんだから、日なたに出てくればいいのに。
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 最後の猫は猫喫茶の裏にいた。
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 こいつが日陰に潜んでいるのは、単に臆病だから。
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 日没時刻は13日までが最も早く、それ以降は徐々に遅くなっていく。猫探しの散歩は自然条件との睨めっこで、これもまた一興だったりする。
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