今日は天気が良かったので、朝から出かけて西武安比奈線の線路を歩いてきた。安比奈線の概要については前回書いたので割愛するが、あの時は曇っていてあまりにも暗く、夜勤明けで長い距離を歩く自信もなかったので、市街地から出ることなく、ちょっとだけ散歩して南大塚駅に戻ったのだった。ただ、あの時はコンディションは悪かったがツキはあって、短い散歩ながら線路端で3匹の猫に会うことができた。あんな冴えない日でも3匹見つけられるのだから、晴れた朝ならわんさか出てくるに違いないと、期待に胸を膨らませて今日の再訪となった。
しかし、満を持しての散歩はハズすことが多く、今日もその例外ではなかった。全線を踏破して、見かけたのはたった1匹で、それも線路を横切ってさっさと逃げてしまった。安比奈線は今年11月末をもって正式に廃止され、鉄道施設はすべて撤去されるはずなので、メモリアル的な写真ということで載せとく。
線路端の貴重な1匹は前回も見かけた子。そそくさと線路を渡ると民家の敷地に隠れてしまった。
その後、恐らく最後になるであろう安比奈線全線踏破を達成し、川を渡って対岸の集落へやって来た。まだらの灰白から1時間20分経過したところで、ようやく次の猫発見。
いい体つきをしているな。この辺りはどこも農家だから、ネズミを追いかけ回して鍛えているに違いない。
そして、ここの猫たちは逃げ足が半端なく速い。この写真は0.1秒ほど身構えたところを何とか撮ったが、ほかにも数匹いた猫たちは、目が合っただけで全員逃亡した。農家の広い敷地に逃げ込まれると、なす術がない。
農家の猫たちと丁々発止で渡り合っていると、向こうから黒白がのんびりとやってきた。
農家の敷地を迂回しつつ、こちらを注視する黒白。人懐っこい素振りはまったくないが、問答無用で逃げられるよりはだいぶマシ。
とても微妙な毛色の子。赤茶けたキジ白のように見えるが、両頬にレッドが混じっている気がするので、三毛に分類しとく。
南大塚~笠幡までの約11kmを3時間半かけて歩き終えたが、やや消化不良だったため、途中下車して福生に寄り道した。
横に回って呼んだら出てきた。この子はあの子のお母さんだと思う。ここにはほかにも何匹かの猫が暮らしていたが、今はほとんど見かけなくなった。
道端は落ち着かないので隣の公園に誘ってみた。そんな狭いところ通れるの?
このブログでは灰色に分類しているこの毛色は、どういうわけか英語だと「ブルー」で、それをそのまま訳して青と呼ぶ人もいる。青というのは今朝の晴れた空のような色のことを言うのであって、これはどう見てもグレーだよなあ。
中略。一通り遊び終えて落ち着いたところ。この子はちょこまか動きが早すぎて、遊んでいる時は写真が撮れない。以前は頑張ってチャレンジしていたが、もう諦めた。
この子に初めて会ったのは3年前の3月。たぶん5歳ぐらいにはなっているはずだが、いつまでも無邪気な子だ。