水仙に液肥をやりましょう


立川市の猫

 今朝の散歩は立川駅を6:40にスタートした。これは拝島時代に夏ダイヤで散歩していた時と同じで、拝島6:26発の立川行きに乗るとこの時刻になった。今朝自宅を出たのは6時ちょうどで、乗った電車は6:11発の新宿行き。電車の発車時刻はたった15分しか違わないのに、ものすごく立川から離れてしまった気がするのはなぜなのか。色々考えてみたところ、散歩前と散歩後に同じ経路を行き来するからではないかと思った。立川までは分倍河原経由で南武線だし、散歩終了後は西国立から稲田堤まで南武線。まっすぐ会社に行けば楽なのに、俺はどれだけ遠回りをするのだろうと、同じ車窓風景を二度眺めながら徒労を感じるのかも知れない。
 まあそんなこんなで、眠いのを我慢して立川くんだりまで出かけたのは、上矢印ちゃんに会いたかったから。拠点の猫民家をのぞいてみると、まずはじめに茶色いのが見えた。
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 細面で整った顔立ちの子。女の子のようにも見えるが、俺は猫の性別判定が苦手なので、たぶん間違ってる。
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 肝腎の上矢印ちゃんは奥の方に引っ込んだまま出てこない。朝早すぎたみたい……。
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 猫旅館前を通過して間もなく、アパートの裏に茶色い背中が見えてきた。
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 あれはきっと片目の茶トラ。猫旅館のメンツで日常的に会えるのは、あいつだけになっちゃったな。
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 きりっとした顔立ちの茶トラの道路向かいには、虚空を見つめるキジトラと水仙の花。
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 「あっ」
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 「どひゃーニンゲンだ」
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 駐車場の隅で茶トラ白に出くわした。
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 腰を浮かせてこちらの出方を窺っている。知らないニンゲンは怖いけど、美味しいものを持っているかも知れないもんねー。
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 「『もんねー』じゃねえよ。あるならさっさと出しやがれ」
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 広い更地に猫1匹。
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 先日も見かけたポイントカラーのお嬢さん。縄張りチェックに忙しそう。
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 青目の白が暮らす路地に向かっていると、行く手に黒白がぽつねんとしていた。
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 しかし黒白は即座に逃亡。あとを追って路地に入ると、みんな揃っているではないか。
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 まだ冬毛がもこもこ。会うのは去年12月以来。
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 カーポートには白のほか顔見知りが4匹いた。
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 車の上には三毛。
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 地面にはギタリスト的顔貌の長毛チョビ髭。
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 背後にはそんな俺たちの様子を眺めているのもいた。
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 「しまった」というような顔つき。次の瞬間、民家の敷地に逃げ込んでしまった。
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 元の場所に戻り、最後にサバ白のアップを撮って、今朝の散歩は終了。寄りたい場所はまだいくつかあったが、時間切れのため、急ぎ足で西国立駅に向かった。
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