昨日は一日中天気が良かったので、横浜線猫行脚から戻ったあと、裏庭のプランターに猫草(燕麦)の種を蒔いた。雪印種苗が牧草用として「ヘイオーツ」の名前で販売しているもので、2011年の春に1kg買ったのがまだなくならない。引っ越しの時に旧居から持ってきたキャットニップは昨年のうちに地植えにした。庭一面キャットニップで埋め尽くすつもりでいたが、もともとの株数が少なかったため、未だに近所の猫たちの溜まり場にならない。猫が反応するのはキャットニップに含まれるネペタラクトンという有機化合物だそうだが、すべての猫がこれに感受性を持つわけではなく、反応するのは3分の2ほど。ここまでは少し調べればあちこちに書いてあるが、ではなぜ猫に踏み倒される恐れがあるにもかかわらず、キャットニップはネペタラクトンを生成するのか。何種類かの昆虫は忌避する一方、アブラムシにとってはフェロモンだというから、その辺を実験して切り分ければ、答えが見えてくるかも知れない。
今朝の散歩は豊田から北八王子まで。猫がいるかどうか分からなかったが、久しぶりに猫物流跡地に行ってみることにした。豊田駅も猫物流も自宅と同じ日野市内だが、猫物流まで足を伸ばすとなると、ゴールが八高線になるので意外にやりにくい。猫の方は道端の三毛から。
猫物流跡地を一回りしても猫の姿がなく、諦めて立ち去ろうとしたら、民家の敷地から婆さんが出てきた。
様相は変わっても、縄張りは不変のようだ。婆さんは匂いを嗅ぎながら歩き回っている。
現在の猫物流跡地。2階建てのプレハブ小屋といい、その位置といい、かつての猫物流本社を眺めているような錯覚に陥るが、一旦更地になったあと、現在はまったく別の会社に変わっている。猫の方も婆さんには会えたが、父は見当たらなかった。
野良暮らしの割に毛並みは悪くない。親切な人がいるのかも知れない。
猫物流跡地のあとはぼちぼち。10分あまり歩いたところでキジトラを見つけた。ここで猫を見るのはずいぶん久しぶりだ。
足音を忍ばせて背後に回ってみた。ただただ目を丸くしてこちらを眺めるばかりの黒白。