シャム混1号の路地


昭島市の猫

 今朝は出勤前に拝島駅付近を歩き回ってみた。以前も書いたように、これは通勤経路からの完全なる逸脱だが、豊田までバスを利用する技を見出したため、自宅からの所要時間は40分とやや改善し、散歩時間は1時間ほど確保できるようになった。このブログの黎明期から、彼の地の猫たちには何度となくお世話になっているので、引っ越してから1年半ほど経った今も、たまに顔を見たくなる。休みの日に行けばいいような気もするが、先延ばしにして後悔することもあるので、思いついたらすぐに実行することにしている。
 散歩開始は6:45。朝から晴れるとの予報に反して雲は厚く、旧々居付近をゆっくり歩いてみたものの猫影はない。晴れた朝なら一斉に日なたに出てきて毛繕いが始まるので目立つが、曇っていると目覚めが遅い上に、行動パターンも拡散するので見つけにくい。会いたかったシャム混1号も出てくる気配がないため、先にほかの猫拠点を一回りしてみることにした。
 灰白邸で灰白が寝ている。
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 舌を鳴らして起きてもらった。君たちは猛獣なのに寝坊助だね。
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 一段上には相方の二毛。こちらはしっかり起きていた。
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「ご飯の時間になったら起こしてくれるんだから別にいいんじゃん」
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 キジ白4号は所定の位置にいた。
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 香箱を組みかけて、片肘を突いたような微妙な姿勢で固まっていた。
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 路地の脇に佇む猫発見。
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 何となく見覚えがあるようなないような二毛。拝島時代の記憶も薄れてきたなあ。
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 帰宅後の調査の結果、少なくとも2回は会っていたことが分かった(こちらこちら)。毛色がとても微妙で、過去2回ともキジトラに分類していた。こうして真正面から日差しが当たると、全身が赤茶けてしまって、二毛という自信もないんだけれども……。
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 あれはきっと顔見知りの黒白だな。
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 塀の向こうの車の上に乗っかっていた。この辺りを根城にしている2匹の黒白の片割れ。
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「怪しいヤツめ。ここは僕の縄張りだぞ」
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 背後から様子を窺う小柄なキジ白。
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「こ、今回は見逃してやるけどなっ」
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 黒白はのほほんとしている。
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 防水シートに覆われた崖線の空き地にキジトラがいた。
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 もしかしたら、相方の黒もいたかも知れない。黒いシートだから分かんない。
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「一回り」に要した時間は20分。さっきより多少明るくなり、今度こそと思って再びシャム混1号の路地を訪ねたものの見当たらず、がっかりして振り向いたら車の上にいた。
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 何だかくたびれているな。
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 かつてこの路地は草木に囲まれていて、通る人も少なく、近所の猫たちの格好の遊び場になっていた。その後、駅前再開発や新道開通に伴って路地の長さが半分ほどになり、向かいの屋敷が取り壊されておもちゃみたいな建売住宅が並び、2軒隣には商業ビルも完成した。路地が開けて車が通れるようになると猫たちは縄張りを変え、今残るのはシャム混1号だけのようだ。麦わら1号はすでに見ない。
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