日勤の朝は4時すぎにトイレに起きるのが常で、その時に雨音が聞こえたら、それにふさわしい散歩コースを考えるなり、中止するなりの結論を出すことにしている。散歩するなら5時に起きるし、しないなら6時半ごろまで布団に入ったまま猫とうだうだする。今朝はトイレの時に雨が降っていて中止を決めたが、家を出たらすっかり上がっていたので、猫ヶ丘を回って1匹だけカメラに収めた。
それはそれとして、まずは昨日の朝の散歩から。昨日は雨こそ降らなかったものの雲が低く垂れ込めて暗く、湿気を帯びた空気は重ったるく、猫が出歩いているようには思えなかったが、茶ファミリーの3匹は所定の位置にいた。
散歩コースは豊田から北八王子まで。猫物流跡地の脇にあるどん突きの路地を見ると、奥の方で茶色いのが香箱を組んでいた。あれはきっと父だな。
いつまで経っても懐いてくれない父に逃げられて、隣の路地に移動すると、俺が気づく前に婆さんも逃げていた。
細面の婆さんも毛並みが良くて元気そう。猫物流が廃業して3年経つというのに、置いて行かれた2匹とも未だに張り付いているのだから、猫というのはよほど縄張りを大切にする生き物なのだな。
昨日の散歩で最後に会ったのは、緑地帯のベンチで寛ぐ黒白。実はさっきのキジ白の相方だったりもする。
新しいカメラは手ブレ補正がとても強力で重宝しているが、この日はかなり暗かったので微妙にブレてしまった。猫は迷惑そうな顔で逃げて行った。
あの切り株は茶トラ専用のお立ち台。大晦日の早朝にも見かけた。
仕事帰り、バスの時間まで15分ほどあったので、隣のバス停まで歩いてみた。団地に住むクリーム猫が階段の上で寛いでいる。