桜を訪ねる猫散歩(2)


立川市の猫

 実用化されれば猫の腎臓病に対して画期的なアプローチになるとして、AIM製剤と呼ばれる新薬は様々なメディアやSNSで紹介され、このブログでも少しだけだがその話題に触れたことがあった(こちらの記事)。こうした抗体薬は製造工程が複雑なので価格が高くなりがちで、もし実用化されたとしても、そう簡単に手を出せるものではないだろうと思っていた。ところが先日、AIM研究の第一人者とされる東大教授(3月末で退職したそうなので元教授)の監修により、AIM30と称する猫カリカリが発売されたと知ってとても驚いた。AIMのようなタンパク質は熱を加えると失活するので、カリカリ化できる性質のものではないと思っていたからだ。よくよく調べてみると、このカリカリにはAIMそのものが含まれているわけではなく、血中に存在するAIMをIgM五量体から引き離し、結果的にAIMが単独で働くことを助けるアミノ酸(L-シスチン)が配合されているとのこと。これらは似非科学などではなく、ちゃんとした論文(Impact of feline AIM on the susceptibility of cats to renal disease)も出ているし、アミノ酸については「血中フリー体AIM増加用組成物」の名称で特許も取得している。ただ俺はそうしたものの効果を自分の目で確認したい性分なので、実際にAIM30を我が家の猫に食べさせて、投与前と投与後の尿や血液の数値を比較してみようと思い立った。ところが悲しいことに、2匹ともまったく食べようとしないのである。正確に言うとサチコは匂いを嗅いでそっぽを向き、マコちゃんは一通りガツ食いしたあと全部ゲボしてしまった。これでは実験にならないので諦めて、余ったカリカリは外猫たちへのお土産にしようと思って持ち歩いていたが、誰に食べさせてもすこぶる評判が悪いのでそれもやめた。どんなに良い食餌でも食べてくれなきゃ絵に描いた餅。元教授には猫の味覚の研究も併せて進めてもらいたい。
 今日は朝のうち曇りとの予報で、日勤前に散歩するつもりだったが、5時すぎに起きたら雨が降っていたのでお休みにした。猫の方は昨日の桜散歩の続きということで、まずは高みの茶トラ白から。
立川市の猫

立川市の猫

 怒りんぼさんの路地に桜は生えていないが、久しぶりに看板猫に会えて嬉しい。調べたら2020年10月以来だった。
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 日本では一般的に茶色に分類される毛色。中国語では橘色、英語ではredと称する鮮やかな色。
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 広い公園に猫一匹。地面にぽつねんと佇んでいた。
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 早朝は会えることが多いが、この時間(8時半)にいるのは割と珍しい。最近暖かくなってきたからかな。
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立川市の猫

 離れると目が開くけど近寄ると閉じてしまう。カメラはあまり好きじゃない。
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 学校裏の猫アパートも覗いてみた。向こうにもこちらを見ているのがいるね。
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 小さく鳴くキジ白の母。元気だったか。
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 ほかに2匹いた仲間(こちら)はいつの間にか見なくなり、今はこの子だけとなった猫アパート。無事に春を迎えられて良かった。
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 この日の散歩は電車で移動しつつ、谷保、西国立、拝島の3箇所を巡り、最後は先月28日にも訪れたばかりの桜の公園に立ち寄った。
福生市の猫

 サバ白1号は平常運転。呼んだら飛び出してきた。
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 普段は誰もいないような小さな公園だが、週末のこの日は桜が見ごろとあって人出が多かった。猫も張り切っていつもより余計に鳴いている。
福生市の猫

 5日前に比べると鮮やかさがだいぶ違う。猫にも会えたし、わざわざ来た甲斐があった。
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 付き合ってくれてありがとね。また来るよ。
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 この日最後に見かけたのは猫マンションの黒白。モノクロ三兄弟のうちの1匹だが、年のせいか毛色が赤茶けてきたように見える。
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 ちなみに初めてこいつに会ったのは2011年11月、まだ顔つきにあどけなさが残るころだった。この日の散歩で見かけた猫たちは、谷保の2匹こそ出会って6~7年ほどだが、それ以外は大部分が10年来の付き合いで、オッドアイの黒白は2012年1月、その母は2012年9月、電器屋の看板猫は2012年1月、公園のキジトラは2012年11月、学校裏の母は2012年3月、そしてサバ白1号が2011年8月となる。老境の域に入った彼らの許を訪ね歩くのが最近のルーチンになりつつある。
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