俺は幼少のころ甘いものに飢えていたせいか、大人になった今でもチョコレートを爆食いしたり、加糖練乳をちびちび舐めるのが密かな楽しみだったりする。店で普通に売っている加糖練乳はたいてい森永で、ほかのメーカーも出しているらしいが見た記憶がない。先日かき氷器を買ったので、これで人目を憚らずに舐められると思い、お徳用サイズを探していたら、マヨネーズみたいな容器に入った1kg入りのを見つけて、メーカーを見たら北海道乳業だった。自分の出身地(函館)に本社を置く企業なのに、加糖練乳を出しているとは知らなかった。もっとも、1kgは業務用だそうなので、一消費者に小売りするものではないのだろう。1tコンテナというのもあるそうで、Amazonなら扱っているかと思って調べたが見つからなかった。もし注文したら、函館貨物駅でコンテナ列車に載せられて、新座貨物ターミナルから日通のトラックでうちまで届けられるんだろうな。そして俺はそれを舐めるんだろうな。なんてロマンチックなんだろう。
まあそんなことはどうでもいいんだが、今日は休養日で散歩はお休みした。昨日、父親に会うため羽村へ出かけて、そのついでに散歩した福生の猫たちの写真があるので、今日はその子たちを紹介する。
猛暑日になるとの予報だったため、親を含めすべての予定を極力前倒しすべく、自宅を出発したのは5:50。日の出から1時間20分も経っているので、この時間でも猫を見つけるのは容易だ。
こないだも会ったばかりの灰霜降り君。まだ寝ぼけているようだね。
ところ変わってここは福生。見覚えのある2匹が車の下で朝食を待っていた。
こいつは飼い主に恵まれない。何度も置き去りにして引っ越され、そのたびにねぐらを変えている。やっと親切な家を見つけられたようで良かったな。
んー、黒というより、ゴールド系のまだらかなあ。A遺伝子座が劣性のaaかつI遺伝子座がiiでこうなるらしい。つまり被毛の先端が黒で、生え際が褐色なんだけれども、その割合が変われば、体表の見え方も当然変わる。先端の黒い部分の比率が高ければ、より黒っぽく見えるし、低ければ低いほど生え際の色に近くなる。俺がこのブログで「まだら」に分類している被毛色のうち、最も黒っぽいのがスモークなので、「ゴールドスモーク」ということになるのかな。
もう1匹も個性的な塗り分けの子。知り合ってずいぶん経つが、顔が真っ黒なので年齢の見当がつかない。
この日は土曜日なので休前日を引きずっている。酔っ払った米兵のカラオケが漏れ聞こえる歓楽街へ差しかかると、1匹の猫が駐車場で身繕いしていた。
呼んでも音を立ててもまるでダメ。一通り全身を舐め終えると、ついと立ち上がって行ってしまった。
毛並みは悪くないようだが、怪我でもしたのか下半身が覚束ない。飼い猫が野良になった姿を見るのは辛いものだな。
8時ちょうどに散歩を終え、カーシェアリングの車を借りて父親の許へ向かったが、少し早すぎたので、青梅鉄道公園に寄り道してみた。すでに気温は29℃を超えていて、のら園長はどこかへ引っ込んでしまって出てこない。涼しい場所でまったり中のキジ白を見かけただけだった。