茶トラ白に会いに


日野市の猫

 うーん、やっぱりもう一度台湾に行きたい。ヤバい我慢できない。
 日本では鉄道旅行が金持ちの道楽になりつつあり、例えば夜行の普通列車や急行列車で距離を稼ぐとか、車窓やデッキのドアから身を乗り出して駅弁を買うとか、寝袋を持って行って駅で寝るとかいう泥臭いことは、もうほとんどできなくなった。何十万も払って、瑞風とか四季島といった高級クルーズトレインに乗ったとしても、行った先にあるのはイオンやコンビニばかりの寂れた地方都市だ。そんなものを眺めながら食べるディナーが果たして美味いのか。上澄みを舐め取るだけの旅で、本当にその土地を見知ったことになるんだろうか。
 今の日本では実現の難しくなった泥臭い旅が、台湾では普通にできてしまうので、最初に行った時にハマったと思った。小中学生のころ、北海道内を一人旅して回った時に感じたような、期待と不安と畏れがない交ぜになった不思議な気持ちに今でもなれるからだ。ああ台湾行きたい台湾行きたい。
 ……長くなりそうなので夜勤明けの猫関係業務の報告を。
日野市の猫

 今日のコースはモノレールの甲州街道駅から中央線の日野駅まで。最初に見かけた黒白は、空っぽのお皿の横に佇んで、こちらを眺めていた。
日野市の猫

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 ご飯のお皿は先客が空っぽにしていったので、黒白は食いっぱぐれたものと思われる。
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 去年の暮れ、初めての場所で見かけた茶トラ白にもう一度会えるかなと思い、ダメ元で路地に入ってみた。あそこに見える猫影はもしかして……?
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 あら、白斑がない。
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 茶トラ白に会いに来たら茶トラがいたでござるの巻。顔つきは似ていないと思うが、猫のことだから実際の関係は分からん。
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 定点の猫拠点で猫発見。2匹写っているのが分かるかな。
日野市の猫

 手前のキジ白は目が合うなり敷地に引っ込んでしまった。うちのサチコに似た感じの小柄な子。
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 もう1匹は黒でしたー。
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 ああっ、待って、行かないでっ!
日野市の猫

「『待てと言われて待つバカいない』とは、我々の祖先で古代エジプトの哲学者、ニャン・タマオが遺した格言だ」
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「そうだったのか!」
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 塀の裏には小柄なキジトラと顔見知りの三毛。キジトラ君はまだ若いようだけど、あのおじさんの言うこと真に受けちゃダメだからね。
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