台湾で食べたバナナが濃厚な味で美味しかったので、お土産に買って来られるのか調べたところ、バナナは輸入規制品で、日本への持ち込みが禁止されているそうだ。台湾のバナナがどの程度日本の市場に出回っているのか、財務省の貿易統計を参照したところ、2016年の1年間で1,574tが輸入されたとある。バナナ全体の輸入量は95万t以上あるので、割合で言うと0.16%に過ぎず、よほどしゃかりきになって探さないと、台湾バナナを口にすることは難しそうだ。
何でそんなことを書くのかというと、昨日の仕事帰りに西友に寄ったら、メキシコ産のバナナが売られていたからだ。日本で流通しているバナナの大部分はフィリピン産かエクアドル産で、それ以外のバナナを目にする機会はまずない。珍しいなと思って調べたら、メキシコからの輸入量は8,627tで、1996年ごろから3~4,000tで推移していたのが、2016年にいきなり倍増している。途上国で生産される農産物は商売上の旨味が大きいので、商社の駆け引きが活発なのだろう。ちなみに第3位はグァテマラの16,900tで、こちらも急増中だ。
さて、今日は出勤前の散歩をお休みしたので、今月7日に見かけた猫たちの出番が来た。中野区というのは猫の多いところで、新井薬師前駅へ至るまでに、さらに何匹かに会うことができた(前回はこちら)。
独身時代の妻の家の近所で猫発見。付き合っている時にもたまに猫を見かけたものだが、やっぱり今でも多いんだな。
引くとこんな感じ。物置の横にも白っぽいのが1匹と、屋根の上にもわずかに見えている。
とある民家の高いところで、落ち込んでる猫発見。元気出せよー。
どう頑張っても、黒いもじゃもじゃに何となく目鼻がついている生き物としか写らない。サビも黒猫もムズカシイ。
散歩の途中、新井薬師前駅近くにあるオールドカメラの修理工房に立ち寄り、父が使っていたPENTAX SVを診てもらった。全体的に状態は良く、カビや汚れもないが、フィルムカウンターの動作が不安定なのと、シャッタースピードが規定通りに出ていない。修理に4~5ヶ月かかると聞いてのけぞったが、高度経済成長の時代、カメラが庶民の手に届くようになり、それらの人々が老いて死んでいくのがちょうど今だ。俺と同じように、親の形見を使ってみたいと思う人が多いのかも知れない。逆に現在のデジタル一眼カメラを何十年後かに修理して、使いたいと考える人がいるかというと、恐らくそれはない。モノの価値が下がったというより、とても短くなったのだと思う。
……とはいえ今はPENTAX KPが現役だから、ちゃんと動いてもらわないと、日々の猫関係業務に差し支える。散歩第一弾のあと、新井薬師前から電車に乗り、終点の西武新宿からセンタービルのリコーイメージングスクエアまでが散歩第二弾。副都心方面には時々訪れる猫拠点がある。
猫が日なたぼっこするには最高の天気。大柄なキジ白がこちらを眺めている。
そんな様子を見つめるキジトラは目がまん丸。分かってるんだよ、歓迎されてないのは。夢を見させてくれよ。
高層ビルの先っぽと猫。3年ほど前にも同じ組み合わせで撮った場所。三毛ちゃんも元気そうで何より。
いいアングルはないかと食い下がる俺を、三毛ちゃんは不思議そうな顔で眺めている。時刻は正午近く、日差しが干渉してゴーストが出ちゃうんだよね。
西新宿の散歩時間は30分。正午になるとお昼ご飯のサラリーマンで溢れ返るので、そうなる前に撤収しなければならない。最後に細い路地を一回りしていると、お寛ぎ処で日に当たる黒白を発見した。
見覚えのある折れ耳キジ白。調べたらさっきの三毛と同じ日に会っていた。毛並みも良く、鉢割れもきれいで、なかなかのイケメン猫だ。