菅を極める


川崎市の猫

 南武線の稲田堤は駅構造が旧来の南武鉄道時代のままで、上り(川崎方面)ホームの後端にしか改札口がなく、そこを通らないと下りホームにも渡れないので、朝ラッシュ時などはかなり混雑する。府中街道方面から駅へ向かう場合、往々にして駅横の踏切に遮られ、その踏切も貨物列車対応で無駄に鳴動時間が長いので、列車が到着する1分も前から足止めを食らい、発車していくまでの一部始終を指をくわえて眺めていなければならない。内心で地団駄を踏む通勤客は多いはずだが、牙を抜かれた現代日本人は遮断機が開くのを整然と待っている。鉄道会社にも自治体にも舐められて、2017年に完成すると謳われていた橋上駅化工事は着工の兆しすらない。
 稲田堤駅付近は川崎市多摩区菅または菅稲田堤という地名で、どちらも元は1889年まで存在した菅村がルーツだそうだ。同年4月に周辺5村が合併して神奈川県橘樹郡稲田村菅となり、1932年に町制施行、1938年に川崎市に編入され神奈川県川崎市菅、1972年に政令指定都市となって神奈川県川崎市多摩区菅になった。さらに近年、住居表示実施に伴って菅から分離されたエリアがいくつかあり、その一つが菅稲田堤で1984年に誕生した。冒頭に書いた稲田堤駅前の踏切で、改札口のある側が菅稲田堤、遮断機に遮られて地団駄を踏む側が菅となる。このほか、頭に「菅」のつく地名は菅北浦、菅野戸呂、菅仙谷、菅馬場、菅城下があり、今までの散歩で菅城下以外は猫を発見していたが、このたびようやく菅城下で1匹見つけて菅制覇と相成った。ちなみに俺は数年前まで菅を「かん」と誤って読んでいたが「すげ」が正しい。同姓の元総理大臣のインパクトが大きかったせいもあるが、この土地に「小沢城址」や「菅仙谷なかよし公園」というのがあり、当時有名になっていたことも誤読の一因だ。
 今日の長い前置きはそれを言いたかっただけ。夜勤明けの散歩は京王よみうりランド〜稲田堤までの約5.6km。
稲城市の猫

 1匹目は民家の敷地でぽつねんとしていたセミロング黒。枯れた芝生が柔らかくていいのかも。
稲城市の猫

稲城市の猫

 黒の道路向かいには三毛もいた。昨日あたりは14.2℃まで上がって暖かかったけど、まだまだ冬毛だな。
稲城市の猫

「いやこれ体形なんですよね」
稲城市の猫

稲城市の猫

 次の猫も民家の敷地。玄関の方を向いて微動だにしないところ、舌を鳴らして目線をもらった。
川崎市の猫

 初めての菅城下猫。ちなみに数年前までは「かんじょうか」だと思っていた。「すげしろした」が正しい読み方。
川崎市の猫

 物陰に1匹の猫が潜んでいた。
川崎市の猫

 おお、カラーポイントじゃないの。稲田堤散歩で見かけたポイント猫って、野戸呂の美人さんくらいかも。
川崎市の猫

 オリジナルの毛色はキジトラのようだから、いわゆる一つのブラウンマッカレルタビーポイント。遺伝子型はww o A- B- cscs ii D- ss Mc- spsp uuってところかな(普通のキジトラはC遺伝子座がC-)。
川崎市の猫

 巡回帰りの三毛が行く手を横切った。写真撮るから待ってくれー。
川崎市の猫

「やーよ。もう帰るんだから」
川崎市の猫

川崎市の猫

 すたすたと行ってしまった。
川崎市の猫

 定点の猫農家には白がいた。ここには少なくとも3匹の白がいるけど、今日の白はどれかな?
川崎市の猫

 あー、あれはオッドアイの白だ。冬になってから目の調子が悪いんだよなー。
川崎市の猫

 いつもならかなり手前で逃げられるが、今日はだいぶ持ちこたえた。もう少し暖かくなれば、免疫力も回復してくるかな。
川崎市の猫

 疎水の横で寝ているのが1匹。
川崎市の猫

 ……と思ったら、後ろの方にも黒いのがいるね。ちょっとだけお邪魔しますよー。
川崎市の猫

川崎市の猫

 いったん逃げかけた黒は、途中で思い直したのか、少しずつ近寄ってきた。悪いけど、今日は美味しいもの持ってきてないんだよ。
川崎市の猫

 最後の猫はとても久しぶりな毛色。サバかキジか判定に迷ったけど、黄色味が残っているのでキジ(つまりブラウンクラシックタビー)ということで。
川崎市の猫

 つかつか。
川崎市の猫

 ごろーん。
川崎市の猫

 あらま、可愛いねえ。
川崎市の猫

「大したことないわね」
川崎市の猫

「私だってあのくらいできるけど、簡単には見せないの」
川崎市の猫

「なんか敵意を感じるな」
川崎市の猫

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