今日は台湾猫旅の3日目。この記事が予約投稿で公開される18時(台湾時間17時)ごろ、俺は南投県の水里から彰化県の二水へ向けて計程車に乗っているはずだ。もともとこの日は南投県の有名観光地である日月潭に宿を取り、明日は朝から湖畔で猫を探す予定だったが、暇な時にネットの台湾情報を眺めていたら、新竹県にとても魅力的なスポットを見つけてしまい、しかも今月がオンシーズンだというではないか。人生で最も死にやすい年齢となった俺に次があるとは限らないから、行きたい時がこれすなわち行く時である。そのためこのあと二水駅に着いたら、17:43発の七堵行き莒光号(急行列車)に乗り、一気に新竹まで北上することにしたわけである。要するに台湾島を時計回りに回ってきたわけだが、今回は一周せずに、新竹のあとは雲林県内のいくつかの街で猫を探したあと、台南へ南下する予定だ。
さて、今日紹介するのは、先月17日の夜勤前、八王子から片倉までふらふら歩き回って見かけた猫たちの続き。この時俺は珍しく風邪を引いていて、日中はそれほどだるく感じなかったので6.6kmも歩いて出勤したが、夜半になって急激に体調が悪くなり、1時すぎに音を上げてタクシーで家に帰ったのだった。幸いこの日の夜勤は二人体制だったので早退できたが、さすがにブログの更新をする元気はなく、後半部分が載せられないまま現在に至るというわけだ。
八王子駅の栄えていない方で見かけた猫たちまで載せたのが前回。人懐っこいキジトラのお婆ちゃんとすりすりしたあと、片倉へ至る峠に向けて歩き始めて間もなく、見覚えのある毛色の猫と行き会った。
おお、君は青い目のキジ白ポイント君じゃないの。ずいぶん久しぶりだねー。
この辺りをシマにしているらしいが、見かけることは滅多になく、会えたらいいことが起きるぐらいに思っている子。去年10月に珍しく2回続けて会ったが、それ以前となると30ヶ月、55ヶ月、13ヶ月、12ヶ月と間が空き、人間時間に換算すれば4倍だから、まさに大河ドラマ的邂逅といえる。
とある猫路地の高みにキジ白発見。もう少し前に出てきてくれるとありがたいんだけどね。
リクエストに応えていただけないようなので、反対側に回ってみた。左目が利かないのかと思っていたら、ちゃんと開くんじゃん。
峠へのアプローチから横丁に逸れると、そこに三毛が座っていた。
人待ち顔の三毛。こっちは久しぶりに会えてテンション上がってるんだけど、まったく関心ないみたい。
近寄ると門扉の向こうへ引っ込んで、再び人待ち顔。清々しいほどの無視。
枯れ草の寝床で気持ち良さそうにしていた茶トラ白。背後に回ったら穏やかな目線がもらえた。
とある猫アパートに差しかかると、コンクリートのポーチで伸びているのが見えてきた。
誰かと思ったら、茶渦君とこのくたびれたキジトラじゃないの。こっちまで出張ってるとは知らなかったよ。
散歩の最後は川沿いの人懐っこい茶トラ白。起きてるところ久しぶりに見たかも。
しばらくすると目が覚めてきたのか、鳴きながら敷地から出てきた。