昨日はパソコンの修理に丸一日を費やしたため、四連休中の猫散歩は今日が最初になった。天気予報では朝6時の予想気温が4.7℃、10時が15℃になっていて、散歩中の数時間で10℃も上がるのでは一体何を着たらいいのやらと悩んでいたが、蓋を開けてみるとさほど寒くもなく暑くもなく、ネルシャツの上にジャンパーを羽織って充分な感じだった。むしろ帰宅してからの方が寒く感じて、気象庁のアメダス情報を見たら、ちょうどそのころ風向きが北に変わったようで、朝のうちにすべての用事を済ませたのは正解だった。
散歩コースは京王線猫行脚の18回目となる調布〜西調布。この区間の駅間距離は1.5kmあり、これまで歩いてきた区間の大部分が1km未満だったことを考えると、何となく「次の駅まで遠いな」という気にさせられる。この先も府中までは1km未満の区間がいくつかあるが、その理由は京王線の新宿〜府中がもともと京王電気軌道として大正初期に開業したからだ。軌道というのは法律的には道路交通を補助するため道路上に設けられるものを差し、今でこそモノレールなどの新交通システムが登場しているが、大正時代の軌道といえば要するに路面電車のことだ。今も残る都電荒川線の停留所の間隔を考えれば、それと同じ分類の乗り物だった同区間の駅間距離が短いのも頷ける。今日の俺はその短い1駅を猫を探しながらあっちふらふらこっふらふらして9.5kmも歩いた。
調布駅をスタートしたのは6:38で、初めに既知の猫拠点をいくつか回ってみたが、そのどこにも猫が見当たらない。今日の散歩は出だしが非常によろしくなく、1匹目に遭遇するまでに1時間以上かかってしまった。
あと15分も歩いてダメだったら諦めて帰ろうと思っていたところ、引き止めてくれたのは解体現場を嗅ぎ回るキジ白だった。
何かに刺激されたのか、突然すごい勢いで道路に飛び出すと、路地の向こうまで駆けていった。待ってくれー。
刺激物はこちら。去年9月以来のお焦げさんだった(全身写真はこちら)。
今朝は日の出から薄雲がかかり続けているが、強い日差しはそれを凌駕して猫たちの元へ届く。
手前の黒は塀の向こうへ飛び降りてしまい、もう1匹の黒と渦巻き模様が取り残された。君たちのお陰で規定数の3匹を達成できたよ、ありがとねー。
にこやかにアプローチを試みたものの、不審そうにこちらを見つめる黒。
目つきの悪い3匹と別れ、お焦げさんの路地を通り過ぎていると、道端に黒白が座っていた。
逃げる気満々の黒白を何とか呼び止めて、モデルになってもらった図。
時々近所のアパートの外階段で見かける子(一例)。地面にいるところを初めて見た。
人通りの少ない路地を猫が行く。今日は通学の児童生徒に行き会うことがほとんどなかった。
自分がロックオンされていることを悟って、進退窮まった黒白。こういう場合は……、
前半がからっきしだったことを思うと、今日の後半は奇跡的な追い上げ。西調布にたどり着く直前にもダメ押しの1匹に遭遇した。
何となくブロックの色にマッチしているね。それってやっぱり保護色なの?
散歩を終えて一旦帰宅したあと、大量のワイシャツをクリーニングに出すため、からし号で中河原へ。用を済ませていつもの駐車場を覗いてみると、常駐のサバ白が定位置でまったりしていた。
今日はこれでおしまい。この勢いでさらに京王線猫行脚を進めていきたいところだが、明日は台湾パイナップルとラム肉を買うため福生へ出かける予定。