お昼ごろから雨が降るというので、今日も早起きして、午前中から山の方に出かけてきた。結果的に雨が降り出したのは18時前からで、最近ウェザーニューズの天気予報は調子が悪いようだ。
今日の目的地は御岳と吉野梅郷。御岳の山腹に住む猫たちの様子を見に行きたかったのと、梅郷の梅の木がどうなったか気になっていた。ウメ輪紋ウイルス対策のため、吉野梅郷やその周辺では、相当数の梅の木を伐採したはずだった(去年の記事)。
家を出たのは8時半すぎ。ちょうど通勤時間帯だったので、羽村あたりまでは立ち客もあったが、それを過ぎるとガラ空きになった。うちの最寄り駅も御嶽駅も同じ青梅線だが、青梅で運用が分断されているため、青梅以遠に行くには乗り換えを強いられる。4両編成の奥多摩行きは5分の接続で発車。この時期、観梅の老人が大挙して乗ってくるはずの車内は閑散としていて、日向和田で降りる客もまばらだった。
御嶽駅から散歩を開始したのは9:15。急峻な河岸断崖に住む猫たちに会えるかなと思って、下り坂の細い路地を覗いてみると、道端に座っているのを見つけた。
あ、バレた。ここの猫はみんな恐がりだから、気づかれる前にもう少し近寄りたかったな。
毛が長めのキジトラ。去年の春先に会った子かなと思ったけど、あれほど長くはなかった。
このほかにもたくさんの猫が走り回っていたけど、みんな臆病で逃げられてばっかり。崖だけに、よじ登れるよう角度じゃないので、追うに追えない。
河川敷に向かって山道を下りていると、頭の上からこちらを窺う視線あり。
頑張って近づこうと思って、斜面に取り付いた途端、ダッシュで逃亡。猫って上の方に逃げるのね。
その後、川を渡って山腹トリオの駐車場に行ってみたものの、落ち葉かきの爺さん以外に人影はなく、諦め切れずに隣の沢井駅まで歩いても結果は変わらなかった。
沢井から上り電車に乗って、次に降りたのは石神前。すでに正午近くになっていて、猫的には厳しい時間帯にもかかわらず、駅から数分歩いたところで猫発見。
梅の消えた梅郷に道行く人はほとんどなく、猫も所在なげにしていた。
無目的に歩く人間を不審に思ったのか、塀の切れ目から黒白がこちらを眺めていた。
すっかり警戒されてしまった。
このあと丸裸になった梅の公園を見物して、ついでに3匹ほど逃げられて、14時半ごろ家に帰ってきた。