今日は天気次第で奥多摩の猫たちに会いに行くつもりだったが、5時に起きて仕度しているうちに雨の音が聞こえてきてがっかり。一旦は散歩自体を中止しようとも思ったが、雨雲レーダーを見たらすぐに止みそうだったので、とりあえず青梅線方面へ向かうことにして家を出た。
奥多摩で猫散歩する時の行動はほとんどパターン化している。1時間ほどかけて氷川を一回りしたあと、猫集落へ移動して心置きなく猫たちと戯れ、体力と時間に余裕があれば、さらに日原まで足を延ばすこともある。そのほか、小河内ダム(奥多摩湖)の周辺には、かつて留浦、川野、河内、原といった集落があり、現在は大部分が水没しているものの、湖の周囲にはわずかに民家が残っているので猫がいるかも知れない。
とはいえ奥多摩というのは山深いので雨雲がかかりやすい。駅に向けて自転車を漕ぎながら、そこへ今日行くべきか否かについて悩んでいると、視界の隅に猫がかすめて後方へ流れていった。慌ててブレーキをかけてUターン。
うつむき加減のキジトラはここらで時々見かける子。ここにいると何かいいことがあるのかな。
日原に加えて留浦も回るとなると一日がかりとなり、雨に当たらずに済ませることは難しいとの結論に達したため、奥多摩は延期することにして福生で電車を降りた。珍しく猫一匹見当たらない歓楽街を諦めて、次へ向かって歩いていると、空き地の向こうに蠢く物体を発見。
去年7月に見かけて以来、何度訪れても会えなかった踊り子さんにやっと会えた。シマ変えたなら言ってよー。
こっちの感激もどこ吹く風で、のほほん顔の踊り子さん。まあ無事で何より。
奥多摩以外のことを何も考えていなかったため、踊り子さん以降の散歩は迷走気味。次の猫は羽村市内で見かけた三毛。
香箱を組んで余裕かましていた三毛。予想外の展開に目がまん丸。
福生から羽村の散歩は7.3kmも歩いて2匹という信じられない結果だったため、拝島で電車を降りて再開発の縄張りに寄ってみた。
誰か出てこーいと念じること10分、見覚えのある黒白が現れた。
みんな懐かしのメンバーばかり。この子なんかは似た模様の猫が多くて、過去記事から探し出すのに苦労した。2016年9月に会った時の写真はこちら。
少し離れた場所で様子を窺っているのもいた。俺が知る中では古参の子で、初めて会ったのは2013年12月。しばらく見ないうちに目の光彩が加齢を感じさせるようになった。
3号にも会いたかったが、30分待っても出てこなかったので諦めた。
やはり住んでいた街というのは猫を見つけやすい。道端のキジ白は俺をやり過ごそうとしているところ。
どこかで見た顔だと思って帰宅してから調べたら、去年の夏に会った子猫だった。
たぶん今がちょうど1歳になったころ。立派に育ったキジ白に逃げられて、今日の散歩はお開きとなった。なお、奥多摩には今週中に行くつもり。