梅雨の季語はとてもたくさんあって、しとしと雨から土砂降りの雨、ピーカンの晴れからどんより曇り空まで、この時期のあらゆる気象現象が「梅雨ナントカ」あるいは「ナントカ梅雨」と詠われる。北海道育ちの俺は上京するまで梅雨を経験したことがなく、俳句でそれが詠われていてもピンとこなかったが、今ならよく分かる。梅雨というのは動き回りさえしなければいい季節だということが。
そのことを実践しているのが外の猫たちだ。今日は日差しが強くて気温は25.9℃まで上がり、夜勤明けの散歩で見かけた猫たちの大部分はお昼寝中。敷地の奥の狭いところでじっとしているのを6匹もスルーする羽目になった。一方そうした猫を探す俺は、動き回らずに済ますことはできず、立川〜西立川を5.4km歩いて汗だくになって帰ってきた。
1匹目は怒りっぽい奧さんの路地で見かけた三毛。
定点の猫避暑地を覗いてみると、暑苦しいのが日陰で涼んでいた。
なお、懐かれてはいないので、不用意に近寄るとこのように隠れてしまう。
起こしちゃってごめんよ、今日はちょっと寄ってみただけだから。
某巨大公園のスーダラ1号。呼んだら猫ボックスから飛び出してきたけど、寝起きで事態が飲み込めていない感じ。
一通り撫でたりさすったりして帰途についた。スーダラ君も猫ボックスに戻って丸くなった。