アクセサリーアイラッシュと猫の顔貌


八王子市の猫

 夜勤明けの今日の散歩では、とても久しぶりに青空を見たような気がする。スタートからしばらくは曇っていたが、歩いているうちに雲が途切れてきて、最後の方は高い湿度と日差しにやられて死にそうになった。梅雨寒と言ってもやはり7月、ちょっと日が差せば簡単に灼熱地獄にしてくれる。
 そんなわけで、今日は散歩のあと散髪のため平山に寄り道したが、すでに日差しが強く、急坂の猫ヶ丘を歩く気にはなれなかった。以下に紹介するのは多摩センター〜堰場バス停で見かけた猫たち。
 最初に六花咪の縄張りを覗いてみたが誰もおらず、そのまま峠を越えて八王子市へ。団地を貫く緑道の緩い坂を歩いていると、黒猫が地面で伸びているのが見えてきた。
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 こいつは臆病なので物音に敏感。カメラのシャッター音くらいは余裕でバレる。
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「何の話です?」
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 とあるアパートのアプローチに黒白。やはりコンクリートで放熱している。
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 定点の猫拠点で鉢割れキジ白が寛いでいた。現場では初めての子だと思っていたが、帰宅して調べたら、今年2月の凍てつく朝に一度見かけていたようだ(こちら)。
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 険しい目つきに見えるのはアクセサリーアイラッシュのせいかな?
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 常駐の茶トラもいた。こちらは穏やかな顔つき。
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 アクセサリーアイラッシュというのは、猫の上まぶたに生えている睫毛状の被毛のこと。獣医学の教科書には猫の下睫毛は存在しないと書かれ、上睫毛は「見当たらない」という表現になっているそうだが、俺自身はアクセサリーアイラッシュを睫毛と呼んで差し支えないと考えている。我が家のマコちゃんで実験したところ、この部分を綿棒で刺激すると、異物などから目を守る睫毛反射が観察できるからだ。
 で、その上睫毛は、猫の顔つきを決定するのにとても重要な役割を持っている。上睫毛の長さや向きによって、険しい表情になったり、三白眼のように見えたりして、人間に与える印象が大きく変わる。恐らく猫界では無視される特徴だろうが、このことで家畜として得をしたり損をするケースは多いのではないだろうか。
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 顔見知りの白が塀の上で気持ち良さそうにしていた。
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 この子はアクセサリーアイラッシュのせいで三白眼に見える。眼窩が窪んでいるようにも見えて、オッドアイがよく分からない。
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 道路向かいには三毛もいた。
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 I遺伝子によりティッピングが生じて、シルバーシェードとカメオと白で構成された三毛。会津で見かけた子猫も大きくなったらこんな風になるんだろうな。
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 三白眼の白は俺たちを見ている。
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