あたいのシマ


八王子市の猫

 今日の東京は上天気。夜勤前の散歩で立ち寄った神社の境内は、すでに多くの葉が落ちて地面に積もっていたが、銀杏だけは黄色い出で立ちのまま頑張っていた。落ちるとなれば、銀杏は一斉に落葉する性質を持っているから、次に来た時は丸裸になっているかも知れない。
 「秋だなあ」と一人ごちてから、すでに師走に入っていることに気づいた。先月末は台湾旅行でバタバタしていたし、あちらでは25℃前後の気温に晒されていたので、季節の進行が止まったような気分になっていた。
 北海道出身の俺にとって、街並みに色があるうちはまだ秋だ。冬というのは街から色彩が消え失せて、一面重い鉛色の世界になって初めてその訪れを実感する。故郷を離れて30年以上経つが、その感覚は未だに変わらない。津軽海峡に面した函館は天気が不安定で、空の青い日はそう多くなかった。
 境内の隅に落ち葉の上でお昼寝しているのがいる。
八王子市の猫

八王子市の猫

 気持ちよさそうに目を細めている。いいなあ、俺もそうしたいけど、あいにくこれから仕事なんだよ。
八王子市の猫

 本来は用心深いヤツで、しゃんとしている時の逃げ足は速いんだが、今日は動く気配なし。
八王子市の猫

 散歩コースは北野から峠を越えて片倉へ。久しぶりの国内散歩は色々空振りで、悄気返って駅に向かっていると、行く手の道端に1匹の猫が佇んでいた。
八王子市の猫

 いつもと少し道を変えたらこうだから、猫探しは何が偶然するか分からない。
八王子市の猫

 三毛に接近を試みていると、道路向かいの茂みにも気配があった。
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八王子市の猫

 まだ若いキジ白。この直後、隣の敷地へ逃走。
八王子市の猫

 そんな俺たちの様子を眺める大白斑の三毛。さっきの三毛とは別猫なのであった。
八王子市の猫

八王子市の猫

 俺が中高生だったころ、バイクはオトナたちから不良の乗り物と見られていて、当時バイクとセットでテレビドラマに出てくるツッパリ女は、自分のことを必ず「あたい」と呼んでいた。ツッパリが絶滅した21世紀になってもその呼び方は変わらず、脚本家というのは一体どんな世界に住んでいるのだろうと、不思議に思ったものだった。俺の通っていた中学校は、バイクが校内を走り回ったり、教室がシンナー臭かったりと、かなり荒れた環境だったが、自分のことを「あたい」と呼ぶ女生徒を見たことは一度もなかったからだ。
八王子市の猫

 冬毛でもこもこした体つきとあどけない顔立ち。この組み合わせを見ると、中学時代の着ぶくれした女の子を思い出すな。
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 そのはす向かいに三毛がもう1匹。
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 今日は見つけた数こそ大したことはなかったが、三毛ちゃんたちの猫拠点を発見できて嬉しい散歩だった。いずれまた来る。
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