来週の月曜日、サチコの生まれ故郷である東村山市で、ランタンフェスティバルが開催されるそうだ。とはいえ台湾の天燈みたいなものが日本で許可されるはずはないと思い、同市のウェブサイトを見たところ、ランタンの光源はLEDで、10mのタコ糸に繋いで上げると書かれていた。台湾の天燈は中に火をともし、空気の熱膨張で上げる仕組みだが、熱を発しないLEDのランタンをどのように宙に浮かべるのか、具体的な構造が書かれていないので分からなかった。
台湾の天燈上げは、良くも悪くも大らかな彼の国らしいイベントだとつくづく思う。新北市消防局によれば、天燈が原因の火災は毎月1~2件発生していて、2016年8月には10件の山火事が発生したそうだ。火の消えた天燈はやがて地上に落ちるわけで、それを回収する仕組みはあるものの、一帯は険しい山林で、拾える場所ばかり選んで落ちてくるとは限らない。実際、平溪線の列車の車窓から基隆河を眺めていると、嫌でも天燈の残骸が目に入ってきて、あれではせっかくの渓谷美が台なしだ。
LEDでは願い事が叶う気にならないかも知れないが、火のついたものを空へ放つ時代はいずれ終わると思う。個人的には、火を使うスタイルは維持したまま、紐をつけて宙に浮かべ、願掛けが終わったら回収するシステムに代わるのではないかと予想している。
今日は久しぶりの夜勤ということで、日勤前に立ち寄ることが難しい拝島へと足を延ばした。再開発3号やシャム混1号に会いたかったが、それは叶わず、最初の猫は拝島時代以上に仲良くなったキジ白3号。
前回会ってから2ヶ月も経っていないが、ややくたびれた印象のキジ白3号。夏の暑さが堪えたのかな。
指で挨拶しようとしたら、警戒して玄関先まで逃げてしまった。まだあどけない顔立ちの子。
この辺りには拝島崖線と呼ばれる多摩川の河岸断崖が走っている。茶トラ白の家はまさにその崖線上にあるため、裏側に回るとこのような玉石練積の擁壁となる。西向きの擁壁は猫のお寛ぎ処にもなっていて、涼しい季節になると、日なたぼっこしている姿を時々見かける。拝島時代の我が家も同じ崖線のもっと高いところに建っていて(こちら)、サチコやマコちゃんが窓辺で日に当たっていたものだった。
のほほんとした雰囲気のキジ白。気温は23.5℃で、日なたは少し暑いのではないかな。
……というわけで日陰へ移動。去年8月、同じ場所で2匹の子猫と一緒に見かけた猫だった。お母さんかも知れない。
前回の拝島散歩では5号と3号に会い、今日の散歩は3号と4号。3匹揃うのはなかなか難しい。
だいぶ涼しくはなったが、晴天で20℃を超えると、猫は日陰に入りがち。
天気は明日の夜勤明けまでは持つと思うが、それ以降は台風19号の接近により、13日の朝まで大荒れになると思う。大規模災害にもなりかねない進路と勢力が予想されており、もし停電した場合、我が家では猫サーバを止めて、UPSの電力を生活用に回すことにしている。事前通知なくブログを停止する可能性もあるので、あらかじめ断っておく。