台湾で猫を探している夢をたまに見る。内容はいつも決まっていて、猫がたくさんいすぎてなかなか先へ進めず、予定していた列車や飛行機に乗り遅れるというストーリーだが、昨夜見た夢は来年3月の台湾猫旅の旅程に忠実で、飛行機の出発地こそ台北か高雄かの違いはあったものの、行き先が金門島だったので計画通り。4ヶ月も先のことなので実感は湧かないが、心の底ではやはり楽しみでならないのだろう。夢に触発されたわけではないが、今日は散歩のついでに立川のパスポートセンターに寄ってパスポートの更新を申請してきた。年末の出国ラッシュに向けて混雑していたらイヤだなと思っていたが、広い室内には数人程度しかおらず、受け取りも来週の金曜日ということで年内に新しいパスポートが手に入ることになった。パスポートを更新すると番号が変わるので交通機関や宿泊施設の予約がままならない(予約できないことはないが、番号が変わったことを英語や台湾華語で伝えるのが面倒)。早く更新できて助かった。
そうした事情により今朝の散歩は立川駅北口へ向けて歩くことになり、そのスタート地点に選んだのは立川通り沿いのとあるバス停。久しぶりに歩く廃線跡の緑道からはかつてのような濃い猫影はなくなっているが、今朝は珍しく猫に会うことができた。
緑道沿いのゴメン邸を覗くと、ちょうどゴメン顔の茶トラ白が起きてきたところだった。
今日はこの子に会いたくて緑道を選んだ。確証はなかったけど来てみて良かった。
上機嫌なゴメン顔は朝から活発に動き回る。暗くてブレるしピントも合わないし辛いよ(動画はこちら)。
右下4番の歯(犬歯)が盛大に前突している。上顎の粘膜を傷つけるような伸び方ではないが、ご飯は食べにくいかも知れない。若いころはぜんぜん目立たなかったんだけどなあ(2017年8月の様子)。
相方の黒も同じ猫ボックスで寝ていたようだが、いくら呼んでも出てこなかった。もっと日が長くなったらまた来ようっと。
この道を貨物列車が行き来していたのは1968年までで、その後も1997年ごろまでは線路や踏切が残されていたようだが、現在は大部分が緑道化されており痕跡を窺い知ることは難しい。その中で唯一、ここがかつて鉄道だったことを示しているのが道端の鉄道柵。そしてその向こうに見える猫の姿も貨物線時代から残る沿線風景の一つだろう。
白い息でシャーかましたあと、自宅の裏口へ引っ込んでしまった。そういや君には一昨年の9月にも会ったね。
碁盤目状の住宅街は立川勤務時代からの散歩コース。暖かな日差しに誘われて、恰幅のいい黒白が見えるところへ出てきていた。
近寄ったら警戒して身を低くした。怪しい者ではないんだけど、俺のことを知っている猫は大方いなくなったからなあ……。
日差しが愛おしいと見えて完全には隠れない。邪魔して悪かったよ。
……と油断させておいて、路地を一回りして物陰からもう1枚。フェイントかまして済まんな。
これ以上無理というほど瞳が細くなっている。人間の瞳孔と比べてどのくらい光を絞れるものなんだろうね。
米軍ハウスの並びには人懐っこいサバ白ほか数匹の暮らす路地があり、会えることを期待して覗いてみたが誰もいなかった。あそこは午後にならないと日が差さないから当分無理かな。