最高気温33.6℃だなんて真夏みたいな日に夜勤じゃなくて本当に良かった。明日までは日勤なので、日中はいくら暑くなっても構わないが、そのあとは夜勤が2週間続くので、早いところ梅雨入りしてもらえると大変ありがたい。
今日の散歩は調布から京王多摩川までの6.2km。このコースには去年の春に生まれた2匹の黒白猫が暮らしていて、挙動が個性的で可愛らしいので、たまに思い出しては住み処の路地を訪ねているが、ここのところ空振りばかりで4ヶ月ほど会えずにいた。あの子たちの母親は多産なので、もしかしたらもうどこかへ貰われて行ったのかも知れないと思い、今日会えなければひとまず諦めることにしたのだった。
中河原から新宿行きの各駅停車に乗り、調布から散歩をスタートしたのは6時ちょうど。猫たちの路地はもぬけの殻で、一度は諦めかけたものの、念のためもう一回りと思って歩いていると、すっかり大きくなったタキシードの黒白がこちらを見つめていた。
シャイなのか怖がりなのか、この子は近寄ると後ずさりしてしまう。
どちらも初めて会ったのは去年の6月。当時は生後2ヶ月ほどで、臆病すぎて歯が立たず、初めてカメラに収まったのはさらに3ヶ月後の去年9月だった。いつも2匹一緒にいるので仮の名前をつけようかとも思ったが、いずれ里子に出されるなどして会えなくなるだろうし、とりあえず「例の2匹」とでも呼ぶことにしたのが4ヶ月前のことだった。
生まれたところを見たわけではないが、兄妹なのであろうな。判で押したように挙動が同じだから。
夏が終わって涼しくなったらまた来るよ。お母さんによろしく伝えておいてね。
艶めかしく横座りしているが、惜しいことにとても立派な太鼓腹。2017年の夏に初めて見かけた時は、スリムな体躯と鈴なりのキンタマが印象的な子だったが、3年経ってすっかりオッサン化したな。
その後はどこを覗いても空振りで、さっきのアラジューオッサン猫でおしまいかと思っていたら、土壇場になってもう1匹見つけた。朝帰りと思しきキジトラだった。
カメラを向けたら条件反射的にシャーと怒られたが、本人もなぜそうしたのか分かっていないような顔つきだった。指は出さないでおいた。