朝起きて昼働いて夜寝るという至極真っ当な生活を送るようになって、体調が良くなったかといえばそういう感じはあまりない。10年近く交代勤務に従事していたが、夜勤の時は隙あらば寝るようにしていたし、帰宅後もすぐに一旦寝て、夕食を取ったら朝までまた寝て昼の生活に戻していたので、自分の生活を不規則だとも不健康だとも思ったことはない。ただただ俺は必要に迫られない限り人と会いたくないので、朝の静かな時間帯に散歩できる今の方が多少マシという印象だ。これで仕事が10時からだと色々楽になっていいのだが、考えてみればこの働き方、必ずしも自宅である必要はないわけで、例えば台湾に長期滞在しながら仕事と猫散歩を両方やるというのも面白い。時差で始業時刻は8時になってしまうが、終わるのは17時なので夕方にも散歩できるし、夜市巡りなどもゆっくり楽しめる。いずれ渡航が再開されたら検討してみる。
今朝の散歩は登戸~稲田堤の2駅を1時間45分かけて歩いた。当初は立川方面を考えていたが、家を出る前に雨雲レーダーを確認したところ、北西方向から雨雲が近づいていたので、急遽南東方向へ逃れることにした。
雨には当たらずに済んだものの猫の方はぼちぼち。
こちらに背中を向けて寝ているのはたぶん顔見知り。自宅の敷地から出ているところを初めて見た。
やっぱりこの子だ! 複雑なチョビ髭が印象に残っていたんだよね。
左耳が痛々しいのは虫刺されが原因だろうか。俺もカメラを向ける2~3分で10箇所ぐらい刺された。
去年10月以来の黒白。朝しか見かけない子なので、夜勤が続いた今年の夏は会えずじまいだった。
車の下に潜ってしまった黒白を諦めて間もなく、今度は高みの2匹を発見。今朝は上を下への大騒ぎだな。
右側の長毛はこの辺りでたまに見かける子。左側のキジ白は見たことあったかなあ。
この子とは知り合ってから1年半ぐらい経つ。逃げない代わりに懐きもしないクールな子。
こちらはいつもの猫拠点。かつて多くの猫が暮らした広場で一人ぽつねんとする三毛。
無粋なニンゲンが現れて白ける2匹。間が悪くて済みませんねホント。
最盛期に20匹ほどいた仲間たちはすべていなくなった。残った2匹で繁殖することも叶わず、展望のない関係性に憮然とする茶トラ白。
中野島~稲田堤の1駅は猫影がさらに薄く、先日タッチの差で家に入ってしまったミモザ邸のサビにも会えなかったが、馴染のサバ白には会えたので歩いた甲斐はあった。
「美味しいものを忍ばせているんだろう。今ならキャンペーン中につき一つまみで勘弁してやるぞ」
あまり頻繁には見かけない子で、今日も3月末以来の半年ぶりだったが、何となく覚えられてしまったらしく、目が合うと近寄ってくる。指の匂いでだけでは納得してもらえそうになかったので、言われるままに美味しいものを少しだけ差し出した。