昨日はからし号に乗って近場の猫拠点をいくつか回ってきた。天気予報では曇りだったが、最近いつもそうであるように、結局はだらだらと雨に当たりながらの散歩になった。一旦帰宅したあと、大量の洗濯物を積んでコインランドリーに出かけ、乾燥機を回している間に買い物を済ませ、ご飯の当番だったので夕方からは台所に立った。そうこうしている間も雨は降り続けていて、和室の畳にカビが生えていることに気づくと、急激に気力が萎えて、ブログの更新もしないままサチコと一緒に床に就いた。
せっかくの三連休(世間は四連休)だというのに、ろくに出かけられない。外に出れば間違いなく雨に当たるし、そもそも感染拡大で遠出できるような状況ではなくなっている。国を挙げてGo To Travelキャンペーンを実施している一方、東京は対象外だというし、旅行が推奨されているはずの観光地では、クラスターが発生して上を下への大騒ぎになっている。医療体制の脆弱な島嶼だけでなく、奥多摩の猫集落のような高齢者ばかりの限界集落なども、今の状況ではとても行けない。この分では9月の沖縄も12月の台湾も無理だろう。
昨日の散歩は路地奥の黒白から始まった。
あちらは見つめられるのがイヤみたい。なかなか利害が一致しないものだな。
三度目の猫路地で三度目のキジ白に遭遇。ここがご飯の待機場所?
背後のお皿は空っぽ。連休だから、いつもより出てくるのが遅いのかも知れない。
6時半になり、からし号で次の散歩地へ。すでに馴染の灰白が道端に出てきていた。
少し離れたところからダミ声が聞こえてくる。猫好きが現れたことを敏感に察したようだ。
その背後からもか細い猫の鳴き声が。ここってほかに猫いたっけ。
初めて見かける子。警戒心が強く、近寄る素振りを見せるとすぐに隠れてしまう。
俺が離れた隙にキジトラも出てきた。要するに、俺はここでは避けられているんである。
元の場所に戻ると灰白の姿がなくなっていて、代わりに相方の黒白が現れて草を食べていた。
とはいえ毎日これじゃ気が滅入る。美味しいものを食べるとか、欲しいものを買うなどということは、お日様の代わりにならないことがよく分かった。