最近は休日になってもなかなか出かける気になれない。目覚ましだけはやる気満々で4時半ぐらいにセットするものの、アラームが鳴っても8時すぎまで布団から出られず、痺れを切らした猫たちに叩き起こされる始末だ。本当に何もせずに一日を終えてしまうと、自己嫌悪で死にそうになるので、何かしらの家事は片づけることにしているが、それでも心持ちは今いち冴えない。
二日間の休暇を終えて今日と明日は日勤。出勤前の散歩は久しぶりに武蔵野線沿線を訪ねることにして、府中本町から電車に乗った。職場から遠く離れた埼玉くんだりまで行けるのは、ひとえに出社時刻が10時に変更されているからで、感染予防対策とはいえその点はありがたい。
新秋津に到着したのは6:01。ここは新婚時代の2003年から数年間住んでいた街であり、我が家のサチコの出生地でもあるが、さすがに17年も経つとサチコの親戚と思しき猫も見当たらない。最初に遭遇した猫たちは、サチコファミリーの縄張りとは線路で隔てられた墓地にいた。
こちらを訝しむ三毛。この子は去年の7月末にも一度会ったことがある(こちら)。
引いた写真を撮ろうとして場所を変えたら、茶色いのも出てきた。ここってこんなにいたのね。
次の猫は鉄製の外階段で涼んでいた。今朝はそんなに暑くないんだけどな。
今日はクリームさんが不在のようだね。
カメラの前でもリラックスしている。茶トラは子猫のころから気難しい顔つきだったが、これでいて意外に人懐っこい。
1年ぶりなのにこれじゃ、こっちが猫懐っこい人になっちゃうなー。
初めて会った6年前から小柄で天真爛漫な子。年齢の見当がつかない。
このあたりの猫たちは、何らかの血統猫と交雑した子孫のようで、あるグループは霜降りの毛皮を持ち(一例)、またあるグループはこのようにブルーグリーンの目を持っている。気位も高く、そう簡単には近寄らせてくれない。
東所沢に到着したのは8時ちょうど。来た時とは逆向きの府中本町行きに乗り、そこから先はいつもの南武線。最後の猫に会ったのは東京都を飛び越えて、神奈川県に入ってからだった。
この子もとても久しぶり。似た顔つきの家族(こちらとこちら)にも会いたくて、たまに周囲を歩き回っているが、なかなか会えずにいる。