今月が終わるまであと2時間ほど残っているが、19日を除くすべての日に雨が降ったことは、記録的と言っていいと思う(八王子アメダス)。雨の多さと日照不足はメンタルに影響するほどで、こういう経験は初めてのことだった。今月は台風が一つも発生しておらず、太平洋高気圧の勢力が弱かったことが日照不足を招いたようだ。現時点では海南島の南に998hPaの熱帯低気圧があるが、あと2時間で台風になるとは思えない。もしこのまま7月中に台風が発生しなければ、観測史上初となる。
去年の台風19号のようなことはもう勘弁して欲しいが、こういう特異的な気象を見るにつけ、避けて通ることは難しいだろうと覚悟している。毎年(ひどい時は年に複数回)台風や大雨に街を破壊され、そのたびに大金をかけて修復するというやり方は、近いうちに立ち行かなくなってくる。例えば従来の木造や軽量鉄骨にパネルを貼った程度の家屋は、これからの気候に耐えられなくなるだろう。沖縄や台湾のような鉄筋コンクリートで、水害に備えた高床式住居が増えてくると予想している。土地利用も災害の危険性に照らして規制を強めないと、結局は国民が疲弊することになる。
今日の夜勤明けの散歩は猫ヶ丘からスタートして、平山の住宅地を1時間ほどかけて歩いた。昨日とは対照的にじめじめして暗く、気分が晴れるような天気ではなかったが猫はぼちぼち見かけた。
1匹目は傾斜地に建つ民家の庭で寛ぐ黒。
黒の家の一段下では新築住宅が建築中。基礎のままで工事が止まっているらしく、猫の集会場になっていた。
熱心に毛繕い中。目線が欲しいけど、終わるまで時間がかかりそうだな。
その下には小柄な茶トラ白もいた。たぶん初めての子だと思うが、この辺りは茶系が多いので覚え切れない。
猫ヶ丘下の民家の敷地に黒がいた。ちょっと遠いので向こう側に回ってみよう。
慎重にカメラを構えたので何とか持ち堪えた。以前はこんな腫れ物に触る感じじゃなかったのになあ。
とある民家の塀に迷い猫の貼り紙を見つけて、念のためスマホに記録していると、奥の方にそっくりなのがいるではないか!
残念ながらこれは別猫。貼り紙には「右目が不自由」と書かれていたが、それ以外は本当にそっくりだったので、しばらく立ち止まって凝視してしまった。
最後の猫は防草シートの上で寛ぐキジ白。舌を鳴らして呼んだら、面倒臭そうにこちらを振り向いた。
ここは今月20日にも猫を見かけた場所(こちら)。きっとほかにも潜んでいるのだろうが、広大すぎて探し回る気力はない。ちなみにこの写真には2基の古墳が写っているが、ごく小さなものなので、墳丘を判別することは難しい。