今日は所用のため朝から平山へ出かけてお昼前に帰ってきた。いつものように猫散歩とセットのお出かけだが、この季節は朝から暑いので大した成果は見込めない。見つけられれば儲けものくらいの気持ちで散歩して、何匹かの猫に会うことはできた。
9月に入ってやや日の出が遅くなり、6時を過ぎても細い路地は暗いまま。黒煙ちゃんは隅っこでじっとしていた。
……カメラを向けると動き出してくれちゃう、嬉しいような悲しいような人懐っこい子。
近所では大白斑の黒白も見かけた。黒煙ちゃんは縄張りがとても小さいので、この子との面識はないと思う。
平山に着いたのは7時前。背中に日差しを受けながら、銀三毛が朝ご飯を食べていた。
ゴーヤ棚は日よけになるし、食べても美味しいし、いいことづくめだね。
日野市というのはお金もないくせに、えげつないくらいの大規模土地区画整理事業を行っていて、月に一度程度の散歩でも景観がめまぐるしく変わる。こうした場所で猫に会えるのも今のうちだ。
去年まで同じ日野市民だった猫好きですよ。仲よくしてくださいな。
なだらかな段丘に広がる里山を一回りして、最初の猫民家に戻ると、先ほどの銀三毛の代わりに、まだらの鉢割れ猫がぽつねんとしていた。
近くの廃屋から子猫の鳴き声が聞こえていたので、この子はきっとお母さんで、ご飯をもらいに来たのだろう。何となく初めてではないような気がして、帰宅してから調べたら、ここから200mほど離れた猫拠点で時々見かけていた子だった(こちら)。あの猫拠点は土地区画整理に伴い、2ヶ月ほど前に家主が退去して、建物も木っ端微塵に取り壊された。そこで暮らしていた猫たちも当然一緒に引っ越したと思っていたが、どうやらそうではなかったらしい。優しい家を見つけたこの子は運が良かったが、ほかの猫たちの行方は分からない。