このまま秋へ向かうと思っていたら、あに図らんや、今日は夏の最後っ屁のように気温が上がり、散歩中の14時台には32.7℃を記録した。湿度も高く、またこんな日々が続くとしたらとても辛いが、10日間予報によれば、来週末には20℃未満が見えているのであと一息だ(そんな時にわざわざ沖縄へ行くわけだが)。
今日の散歩はそんな蒸し暑い日にとても不向きな京王八王子~片倉。猫分布の都合によりJR八王子駅の北側を経由しなければならず、駅を大きく迂回してから南の峠道を登ることになる。最近はこのコースも猫影が薄く、疲れただけで終わったんじゃ淋しいなーと思っていたが、今日は思いのほか盛況で楽しい散歩になった。
家を出たのは正午前。自転車で黒煙邸に差しかかると、道端に三毛が佇んでこちらを見ていた。
黒煙邸には黒煙ちゃんのほか、この子とはっちゃんの3匹が暮らしているが、はっちゃんは2月を最後に見なくなった。近所とはいえ交流があるわけではないので、詳しい猫事情までは分からない。元気でいてくれればいいんだけれども。
散歩スタートは12:20。反重力装置が実用化されているはずの2020年になっても京王八王子とJR八王子すら繋がらないことに驚き呆れながら繁華街を歩いていると、路地から引っ込んだ外階段でだらしなく伸びる物体を発見した。
薄目を開けるチョビ髭のおっさん。猫にとっても今日は暑いようだ。
片倉へ向けて坂道を登っていると、とある猫路地で小さいのに行き会った。
プスプス言って気を引いたら近寄ってきて、こちらの素性を確認すると、そのまま側溝に隠れてしまった。
鉢割れ黒白はサバ白より警戒心が強く、気を引いてもなかなか出てこない。
いくら待っても出てこないので、こちらから行ってみた。サバ白ちゃんより細面で華奢な感じ。
ここは猫路地。そんな俺たちの様子を見つめる子猫がさらに1匹!
山越えを終え、平らな土地にたどり着いてほっとしていると、行く手にだらしなく伸びる茶色い物体を発見。
一直線に向かっていったため、茶トラには逃げられ、馴染のキジトラは呆れ顔。
散歩の最後に立ち寄ったのは定点の猫拠点。いつもの場所で素浪人がお昼寝していた。
かつてここには多くの猫が暮らしていたが、今年2月の時点でこいつとヨレたサビの2匹だけになっていた。猫たちの面倒を見ている人によれば、先日そのサビも死んでしまい、現在はこいつが1匹で暮らしているとのこと。
俺が初めてサビに会ったのは2013年9月で、体調の波が大きかった彼女を、ここの人たちは「チャーちゃん」と呼んで、手厚く面倒を見ていたようだ。いなくなった外猫の消息を知ることはほとんど不可能に近く、転帰を教えてもらえたことはとてもありがたい。最初、チャーちゃんというのが誰のことか分からず、スマホの写真を見せてもらったら、俺のブログだったというオチまでついてきた。皆様あっての一日一猫でございます。