「K-3 Mark III」という名のPENTAX次期APS-Cフラッグシップ機は、来年2月末に発売予定とのこと。もともと今年9月と言われていたのが遅れに遅れて、先代のK-3 IIから何と5年も経過しての発売となる。漏れ伝わるニュース記事からは、ユーザを待たせただけの進化がありそうに感じるが、この業界の記者はウイークポイントを書いてくれないので、本当に前評判通りの性能なのかは実際に使ってみないと分からない。俺自身は液晶モニタが固定式という時点で購買意欲が失せているが、将来定年を迎えて、私服で猫の写真を撮れるようになれば、街なかで這いつくばろうが仰向けになろうが自由なので、その時に改めて検討することになるだろう。リコーの開発陣には、アイレベルだけでは撮り切れないシチュエーションや被写体が世の中には多いことを、もう少し理解して欲しかった。
今日の夜勤明けは登戸から中野島までの4.2kmを1時間半弱かけて散歩した。なかなか大盛況にはならないコースだが、今日は関東の冬らしく雲一つないドピーカンの空が広がり、明け方の寒さで冷え切った体を温める猫たちがたくさん出ていた。帰宅してから調べたら、氷点下3.3℃まで下がっていたそうだから、さぞかし寒かったことだろう。
唐木田から10:33発の急行に乗るべく先を急いでいると、通りかかった公園の遊具の陰に生き物の気配を感じた。
ここで猫を見るのは初めて。大方散歩中の飼い犬だろうと思っていたが、ちゃんと確認して良かった。
登戸駅から歩くこと5分。もしかしたら会えるかもと思っていた子に会えた。背中しか見えないのがちょっと残念。
しかし、この子は気配に敏感。引いた写真を撮って再びズームしたら、起きてこちらを見つめていた。
半年ぶりの大白斑三毛。呼ぶと来てくれる可愛い子だがカメラは苦手で、この直後、踵を返して濡れ縁の下に潜ってしまった。
三毛アパートの並びにキジトラもいた。この子は昨シーズンも冬晴れの日に見かけたなあ(こちら)。
猫の1年は人間の4年に相当するというけど、見てくれは1年ぐらいじゃ変わらないね。安定した生活を営んでいるのだろうね。
かつて猫駐車場だった広い土地に家が建ち始め、傍らには室外機の上からその様子を眺める猫がいた。
俺に注目しちゃってるし。駐車場を見ていてくれないと、シーンが繋がらないんですけど。
諦めて立ち去ろうとすると、小走りで追いかけてくる。お土産がないわけじゃないけど、ここじゃあげられないよ。
湿っぽい黒白を振り切って先へ進むと、塀の上で寛ぐ茶トラに遭遇した。
狭いところで器用に伸びているな。俺も夜勤の休憩の時は椅子を並べて寝ているけどな。
散歩の最後に見かけたのは、定点の猫拠点で日差しに当たるキジトラと……、
毛色は違うけど、夫婦か兄妹かその両方かも知れない。目元がとても似ている気がするし、人懐っこい性格もそっくりだった。
こんな日は人肌(猫肌)が恋しくなるもの。こちらが猫好きとみると近寄ってきて、三つ巴でごろごろすりすりを堪能した。日差しが強すぎて写真が撮りにくいので、最後に動画を撮ってその場を辞去した。