昨日からの偏頭痛が治らないまま夜勤を終えて、仕事帰りの猫探しはヘタレそうだったが、一応これでも行動予定に従って散歩しており、休むと年内の挨拶回りが間に合わなくなるので頑張った。ただやはり普段のような長時間、長距離、傾斜地の散歩は無理で、土地が平らな日野か相模原のどちらにするか検討した結果、女性との逢瀬を優先することにして日野は却下になった。なおここで言う女性とは相模原市在住のあやめちゃん(推定14歳)のことである。
退勤時刻がいつもより少し遅くなり、10:09発のバスに間に合わなかったため、猫を探しながら離れたバス停まで歩いていると、団地の2匹がいつもの場所で日に当たっていた。以前は年に一度見かけるかどうかという頻度だったが、先日ねぐらを見つけてからはほぼ毎回会えるようになり、親密度も急上昇しているような気がしている。
今年は相手してくれてありがとう。来年もなにとぞ変わらぬご厚誼のほどよろしくお願い申し上げますね。
後ろの1匹は慎重派で、軽率に転がったりはしない。しっかり者のお姉ちゃんかな。
細い目でこちらを一瞥した次の瞬間、地面に飛び降りて隠れてしまった。こいつは臆病というより人間嫌いという感じがする。
サバ白邸から数十m離れた民家の庭にはキジトラがいた。この子もサバ白邸のメンツで、ほかの場所で見かけるのは初めて。
舌を鳴らして呼んだら門扉のところまで来てくれた。キジトラというありふれた毛色でも、この子はクレオパトラ・ラインの形状が特徴的なので、見分けるのは容易い(参考までに今年2月の写真はこちら)。
橋本から10分ほどバスに揺られ、あやめ邸へ向けて歩いていると、行く手の丁字路に猫が顔を出した。
こいつは先月来た時も見かけた子。いつもは割とフレンドリーな子だが、今日は気もそぞろに建物の裏へ消えていった。
カメラがあまり好きではないあやめちゃん。近寄ったら自宅の敷地に逃げ帰って出てこなくなった。
あやめちゃんに会えたことに満足して相模原駅へ向かっていると、行く手の空き家から猫の鳴き声が聞こえてきた。
屋根の上の薄色三毛と地面のキジトラが対峙していたのだった。地面のキジトラは生け垣に阻まれて撮影できず、三毛は去年11月にこの近くで見かけた子かと思っていたが、帰宅してから調べたら別猫だった。親戚の可能性はある。
中河原に帰着したのは13時半近く。駐車場のサバ白(最近見かけない方)は出ているかなと思って見ると、隅っこで寝ているのがいた。
やっぱり君だったかー。もう1匹の子、最近見ないから、俺が会いたがってたって伝えといてくれよ。
自宅の近くでも猫の気配。武蔵邸の塀の上からこちらを見つめる視線あり。
眠そうなクロエさんのあくび姿を撮っていると、地面から鈴の音が聞こえてきた。
丸い目で黒煙邸を監視する武蔵だが、あいにく黒煙ちゃんは出ていない。俺自身は会いたい子にも会えたし、頭は痛かったけどいい散歩だった。