今日の猫関係業務はとても調子が悪く、地元の顔見知りの拠点はどこも不在で、いたずらに体力を消耗するばかりだった。どのぐらい不調だったのかというと、某巨大神社から多摩川方面へ7km歩いて、見かけた猫はたった3匹。その10倍ぐらいいてもおかしくないコースだったので、途中からすっかり気力が萎えてしまった。
いくら何でもこれでは淋しすぎるということで、どこかに寄り道しようと思ったが、なかなかいい場所が思い浮かばない。散歩帰りのバスの車中で、御嶽の山腹トリオに会いに行こうと思ったりもしたが、それを躊躇させる出来ごとが最近あった。それは一昨日のダイヤ改正だ。改正前、平日日中帯の青梅線(青梅~奥多摩)は、おおむね30分おきの運転で、そう不便を感じなかったが、改正後は45分おきに減らされてしまった。これだと無計画に訪れるのは少し辛い。
減便は少子化の影響かも知れないが、地上設備の維持費は一定額かかるのだから、運転本数で対応するのはもったいないと思う。余った205系あたりを両運転台化して、日中は単行運転すれば、それほど経費をかけずに利便性を維持できるのではないだろうか。無人駅ばかりの青梅~奥多摩間は無賃乗車の温床になっているから、ワンマン扱いにすれば運賃の取りこぼしもなくなる。労働組合的見地からは、ワンマンで運転士の業務を増やすよりも、減便して暇になった方がいいのかも知れないけれども。
……ええと、最近年取ってきたせいか前置きが長いな。今日の1匹目はこちら。
用のなくなった某巨大神社を通り過ぎてしばらく行くと、とある路地に1匹の猫が佇んでいた。限りなくキジトラっぽい毛色だが、つま先は白斑遺伝子が作用していると思うので、キジ白に分類しとく。
そして不調の今日は、地元の散歩でありながら、次の猫に遭遇するまで1時間以上かかってしまった。フェンスと植え込みの隙間に茶トラ白が挟まっている。
こいつに会うのはたぶん4回目。去年5月に会った時は相方と一緒だったんだが、今日は1匹なのかな。
冒頭書いたように、7kmの散歩を終えてバスに乗ったわけだが、色々考えた結果、本数の減った青梅線に乗るのはやめて、再開発ファミリーの縄張りに寄ることにした。ちょうど正午を過ぎたところで、お昼寝タイムに入る時間帯だったが、行ってみたら普通に前栽に出ていた。
一部区間の工事が進められていた新道は、一昨日から全面供用開始になった。道路開通おめでとうございます。
交通量の激増でストレスを心配していたが、むしろ前より少し太ったな。まだ冬毛なのかな。
尻尾を上げて近寄ってきたと思ったら、カメラのストラップが目的だったらしい。
面白いことが始まると思ったか、3号も登ってきた。一緒に写真撮っとこうかー。
再開発ファミリーの猫たちと遊んだあとは、前住んでいた家を回って駅に戻った。その道すがら見かけたのはキジ白4号。
拝島からは電車で帰ってきた。駐輪場を覗いてみると、美人さんの相方の黒白がいた。
駅から自宅までの間で、見かける頻度がいちばん高いのは、恐らくこいつだと思う。毛色はありふれたキジ白だが、ケモノチックな吊り目が印象的だ。