今日は朝から平山に用があり、いつもなら電車を利用するところ、諸般の事情により高幡不動からカーシェアリングの車に乗って行ってきた。猫散歩はお休みするつもりだったが、明日は朝から大雨だというし、用向きも簡単に終わりそうだったので、猫ヶ丘を一回りするだけのつもりで歩いてみた。
最近は猫ヶ丘も以前ほど活況ではなく、もしかしたら今日はこの1匹で終わるかも知れないなーなどと思いながら撮った写真がこちら。
平山時代のご近所さんは茶猫の巣窟という感じだったが、最近は黒の勢力が増してきているようだ。引っ越してから2年以上経っているので、あくまで印象だけれども。
急坂を登って高台の住宅を一軒一軒覗いて回っていると、気配を察したらしき猫が屋根の上からこちらを睨んでいた。
あれは「ちょん突き」の三毛。あの態勢ですでに左前足が上がってる。
この子はホントに面白い子。警戒心丸出しのくせに、こちらが引く素振りを見せると、ぬるぬると近寄ってくる。
最終的には地面まで下りてきた。今、猫ヶ丘でいちばん気になっている子なので、会えて良かった。
ここはまだ建ったばかりの新しい家だが、この様子を見る限り、猫に優しい人が住んでいるのだろうな。
俺の知る限り、この近所で首輪をつけているのはアビちゃんだけだった。大切にされているようで何より。
猫ヶ丘を1時間ほど歩き回ってもまだ時間があったので、車で多摩センターへ移動。河岸断崖の階段を上って谷間の緑道を覗いてみると、舌を鳴らして呼ぶまでもなく、六花咪が座ってこちらを見ていた。
こいつは1月下旬の雨の日以来。この季節はあちこちで子供を作って回っているらしく、一つ所に留まっていない。
遊んでいるうちに突然声色が変わり、警戒する素振りを見せたので、何かと思って後ろを振り向くと……、
いつの間にかボブテイルの茶トラが現れたのだった。この子たち仲悪いんだよなあ。
引き離さないといつまでも唸っているので、一緒に階段を下りてきた。やっぱり穏やかな表情の方が可愛らしい。
時間切れになって車に戻ると、六花咪が先回りして待っていた。こういうことしてくれちゃうから、別れる時に後ろ髪を引かれてしまって辛くなるんだよなあ。