ピーチ航空の相次ぐ欠航により、鹿児島猫旅の旅程を二度変更して、三度目にブチ切れて旅行自体を中止したわけだが、その最初の出発予定日が明日だった。緊急事態宣言が出されたこともあり、もし搭乗便が予定通り飛んでいたらどうしていただろうと考えるが、やはり発令中の長旅は感染者と接触する可能性が高まっているとして、泣く泣くチケットを放棄したと思う。特に飛行機の場合、おかしな客と乗り合わせても、電車やバスのように車両を移ったり、途中で降りることができない。CAに頼めば遠ざけてくれるかも知れないが、それでも窓の開かない機内で缶詰にされるのは抵抗がある。逆に、感染予防の観点から危険と判断した時に、すぐにその場から逃れられる環境なら、いつどこへ行こうが問題ないとも考えている。どうせ俺が旅先で接するのは猫ぐらいしかいないので、気をつけるべき点は多くない。
今朝の散歩は東所沢から新秋津まで。日勤前に歩くには地理的にも距離的にも無理っぽいコースだが、4ヶ月も会っていない肉食系三毛ちゃんの顔を一目見たくて選んだ。今朝は曇りがちだったせいか猫たちもお寝坊で、当てにしていた猫拠点はことごとくもぬけの殻。40分歩いて最初に遭遇したのが目当ての三毛ちゃんだったことを喜ぶべきなのか、それとも悲しむべきなのか。
なおこの写真には2匹写っているので探してみて。
微妙な空気の変化を悟ったのか、塀の向こうからもう1匹出てきた。あれは常駐のクリーム白。
目の前で止まって待機モードへ移行。何を待機しているかは言うまでもない。
これがここのオールスター3匹。最初の写真に写っていたのは三毛ちゃんと茶トラだよ。
三毛ちゃんはごろーんでアピール。今日はあんまり時間がないから、先にモデルを頼むよ。
クリームはこちらの事情などお構いなし。でも前回は素っ気なくされたのでちょっと嬉しい。
顔立ちが個性的すぎて年齢の見当がつかない子。初めて会ったのが2014年10月なので、少なくとも6歳にはなっているはず。
一通り撮らせてもらったので、お礼に美味しいのを少し置いていくよ。仲良くしてね。
クリームは先月会ったばかりだけど、三毛と茶トラは去年12月以来。みんな元気にしていたようでよかった。
オールスター3匹と別れてさらに20分。とある細い路地のカーブミラーに、無目的に佇む猫が映っていた。曲がり角を曲がって猫と鉢合わせになり、見えなくなるまで逃げられることが意外に多いので、徒歩でもカーブミラーを確認する習慣がついている。
この子は今日会いたかったもう1匹。先月初めて会った時は、今日よりもかなり暗くて瞳が大きかったので、だいぶ印象が違っている。
時刻は8時に近く、朝ご飯を食べ終えたと思しき黒白は、前回のようには懐いて来ない。しょっぱい顔で見送られてその場をあとにした。