一昨日の記事に24,000ポイントあれば余裕で京都へ行って帰ってこられると書いたが、旅程を作る時に特急券を計算に入れるのを忘れていて、往復とも新幹線だとぜんぜん足りないことが判明した。そのため修正版の京都旅行は往路をドリーム号(JRバスが国鉄バス時代から運行している伝統的夜行高速バス)に変更して、代わりに最終目的地を京都市内ではなく山陰に設定した。緊急事態宣言は5月11日までだというので、それが明けたら行ってくる。
今朝の散歩は津田山から久地までの1駅。いつも朝から混雑する南武線の上り電車も、明日からの緊急事態宣言を受けて、さすがに空いているだろうと思っていたが、乗ってみたらむしろいつもより混んでいた。特に登戸からは混雑率150%ほどになり、客層も休日仕様で騒がしく、途中で降りて散歩地を変更しようかと思ったほどだった。
スタートからちょうど10分で1匹目を発見。とある寺院の回廊で黒白がうたた寝していた。
南東向きで日当たりが良く、雨が降っても庇が遮ってくれる。庭園のどこかには水も流れているだろう。まったく神社やお寺というのは猫にはお誂え向きだ。
「ここが気に入ったなら浄財を頼むよ。法要が減って寺も苦しいんだ」
定点の猫アパートに差しかかると、2匹の猫がうにゃうにゃ言いながら先を歩いていた。ちょうど巡回から戻ったところだったようだ。
2匹ともこちらを訝しんでいる。もう何度も会っているんだけどね……。
とはいえ黒白は3ヶ月半ぶり、三毛は半年ぶりなので、忘れられるのも仕方がない。ちなみに三毛が乗っかっているのは、飯山電機(現在のiiyamaの元祖)のMF-8217Jという17インチCRTモニタ。その界隈ではWindows 3.1の時代から知られていた製品なので、懐かしく思う人もいるかも知れない。当時は高解像度(1,280×1,024)を必要とする場面が少なく、高価な17インチモニタを持っている人はごくわずかだった。
日差しに誘われた猫が街道沿いの民家から出てきた。ここは危ないから戻った方がいいよー。
行き交う車に驚いて引っ込んだ茶トラ。よくよく見ると、とてもカッコいい顔立ちの子。
しかもモデル慣れしている! さらに近寄ったら斜に構えてポーズしてくれた。
一方こちらは幼い感じの茶トラ白。まだ日の差さない路地にぽつねんと佇んでいた。
近寄ったら少しのけぞった。猫ってみんなそれぞれ反応が個性的。
挨拶がてら人差し指を差し出すと、しばらく逡巡したのち、民家の縁の下に隠れてしまった。
ここは定点の猫拠点。吹き溜まった枯れ草の上で猫が寛いでいた。
黒白の並びに茶トラ白もいた。車が櫛形に止められているので、図らずもソーシャルディスタンスを保っているな。
人懐っこい子と記憶していたが、近寄ると身を起こして警戒態勢に入った。
駅へ向けて細い暗渠道を歩いていると、家路を急ぐ黒白に行き会った。立派な尻尾の美人さん。
同じ方向へ向けて30mほど一緒に歩いたあと、道から逸れて、アパートの外階段を駆け上がっていった。ほんのわずかな時間の同伴出勤だった。