猫(イエネコ)の毛色は、祖先であるリビアヤマネコから受け継いだキジトラが基本だが、街なかで見かける割合はそれほど高くなく、最も多いのは恐らくキジトラ白(キジ白)だと思う。キジトラ白というのは読んで字の如くキジトラに白斑が混じったもので、白斑は家畜に見られる遺伝的特徴の一つだ。このブログでは毛色別にタグをつけていて、今日現在で最も登場数の多いのがキジ白で、1509回ある記事のうち921回に登場している。次いで黒白が911回となっていて、記事単位で数えるとキジ白よりやや少ないが、俺がいちばん好きな毛色は黒白なので、仮の名前で呼んでいる猫はキジ白より黒白の方がずっと多い。実際に見かけた個体数も、黒白の方が多いはずだ。
それを踏まえて今日の猫。福生市内を中心に歩いて、やっぱり俺は黒白に会うことが多いなあと感じた日だった。
1匹目は駅に向かう時に見かけた巨大黒猫。自転車に乗ったままだと気づきにくいが、早朝なら割と会いやすいようだ。
電車を降りて散歩を開始したのは7時ちょうど。かつては何匹かの猫たちの拠点になっていた駐車場で、1匹だけ発見。
セミロング被毛の茶トラ白。何回かは会っていると思うが、ほかの猫が個性的だったせいか、あんまり印象にない。
こいつは朝のご飯待ちかな。この時間帯は民家の玄関先が必須チェックポイントだ。
福キジ1号の公園には誰もおらず、向かいの民家に福サビ1号がいた。
お姉ちゃんの福キジ1号は、もうここにはいないみたいだな。あの子には、2011年9月から2015年9月まで、4年間とてもお世話になったから、もし会う機会があったらお礼を言っておいてくれよ。俺、人間だから、根子岳には行けないと思うんだ。
青1号の自宅にも寄ってみたが、あいにく不在。歓楽街に向かう緩い坂を下りてくると、荒れた空き地に黒白がいた。まだ若い子らしく、警戒感が半端ない。
近寄ろうにも、雑草を踏む音で余計警戒させてしまって、そのたびに子鹿のように飛び跳ねて逃げてしまう。
10分粘って何とかここまで近寄った。人通りの少ない朝じゃないと、こういう子にはなかなか会えない。
歓楽街の踊り子さん。前回とまったく同じ場所に佇んでいた。
果報をじっと待つキジ白。こういう時の猫はものすごく忍耐強い。
繁華街を抜けてしばらく行くと、巡回帰りと思しき黒白に行き会った。
自分の家に駆け込んだところ。何度か見かけたことだけはあるが、写真を撮るのは初めてかも。
12km近く歩いた今日の散歩は、距離の分だけたくさんの猫に会えた。続きは後日、人懐っこいこの子から。