ここ数日間は少しキツい勤務シフトなので、今日の夜勤明けの散歩はごく短く、多摩センターから山を一つ越えるだけに留めておいた。六花谷の猫たちには軽く挨拶して辞去するつもりだったが、やはり会ってしまうと可愛すぎて素通りすることはできず、撫でたり転がったりして足止めを食らい、2.4km歩くのに1時間もかかってしまった。撮った写真もそれなりの数になり、散歩を短めにした意味がなかった。
最初に見かけたのは職場近くの団地猫。今日は珍しく広場に出て所在なげにしていた。
警戒心の強いお姉ちゃん(推定)を撮っていたら、どこからか妹(推定)も現れた。元気にしていたようだね。
2匹の暮らす住居棟は引っ越し業者が作業中。終わるまでここで待つつもりのようだ。
六花谷へ至る崖線の斜面では、いつもの人懐っこい茶トラが待機していた。
背後から猫の鳴き声が聞こえてくる。茶トラは敏感に反応している。
誰かと思ったら橋の下の黒白さん。ねぐらから300mも離れているのに、ここで会えるとは思わなかった。
こうなっちゃうともうダメ。いくら気を引いても視線は茶トラに釘付けで、最後は茂みに隠れてしまって二度と出てこなかった。
朝ラッシュ時の京王線みたい。この谷、思っていたよりだいぶ不穏なのだな。
黒白ボスはいつもと変わらず、くぐもった声で「なおーん」と鳴いている。
その後、閉塞区間が開通したため、2匹とも運転を再開。六花咪は緑道の小さな日なたで転がった。
この季節は藪蚊がひどくて5分もじっとしていられない場所だが、どういうわけか今日はまったく刺されることなく、そもそも飛んでもいないようだった。