一日だけの休暇だった昨日はほとんど何もしなかったが、唯一、テレビボード兼キャットタワーの転倒防止だけは済ませた。これは幅1,800mm、高さ1,630mm、重さ73kgという大型家具で、一度は転倒防止用の金具を取り付けたものの、AV機器を増設したり、背面の埃を掃除するたびに外す必要があり、そうこうしているうちに面倒になって放ったらかしになっていた。
日常的に運用するものは少しでも取り扱いを楽にするべきだ。色々考えた結果、壁と家具を金具で固定するのではなく、フックを取り付けて金属製の鎖をかけ、簡単に脱着できるように改めた。隙間にはつっかいをして家具が振動しないようにした。加速度が大きければフックが耐えられない可能性はあるが、鎖は左右2箇所に付けてあり、避難するまでの時間稼ぎにはなるはずだ。たまたま昨日は茨城県で約1時間おきに3回の地震があったので、煽られるように作業してお昼すぎに終わり、残った時間は猫を撫でるなどして過ごした。
夜勤前の今日の散歩は日野から。いつもはモノレールの甲州街道をゴールにしているが、何しろ始業時刻の5時間以上も前に家を出ているので、4~5km程度のコースでは時間が余りすぎてしまう。そのため久しぶりに万願寺まで足を延ばすことにして、12:15に散歩をスタートした。
今日は日中には珍しく、寝坊助四天王のキジ白2匹を見かけたが、どちらも敷地の奥で寝入ってしまって気づいてもらえず、最初にカメラに収まったのは築堤下の黒だった。
ちょうど物置の上から下りてきたところ。せっかくの線路端なので、電車の通過を待つことも考えたが、最近はそういうことが面倒になってきた……。
気温は25℃ほどで、猫たちの多くは日陰で休んでいる。日差しは柔らかく、猫にとってこの季節は「いい塩梅」のようだ。
多産だったようだが、恐らく最後にこの子たちを産んで避妊手術を受けたものと思われる(今年産んでなければだけど)。初めて見かけた2年前よりずいぶん貫禄が増した。
引いて見ると白がもう1匹いる。自転車に遮られて顔しか見えないし、解像度が低いので分からないかな。
一人前な感じの白は向こうから近寄ってきてくれた。去年の暮れにも見かけた子で、当時はキトゥンキャップ(白猫の子猫に見られる頭部の小さな色班)がはっきり見えていたが、今はだいぶ薄くなり、おっぱいが張っていたりなんかもして、この半年のうちに子猫を出産したのかも知れない。猫というのは本当に成長が早く、メルモちゃんを見ているみたいでおじさんは複雑な気分だ。
さらに一歩踏み出したら逃げてしまった。思いのほか警戒心の強い猫だった。
角を曲がって空き家の敷地に入った。さては俺を撒こうとしているな。
今日はあの手の風体が多い。やっぱり梅雨入り前の今が過ごしやすい季節なのだろうな。
近寄ってカメラを向けるとマーメイド的にポーズしてくれた。今日はこれでおしまい。