一昨日から昨日にかけて割と強めの偏頭痛があって、三浦の翌日に行くつもりだった奥多摩猫集落には行けずじまい。夜勤だった昨日も回復せず、天気も悪かったので、通勤ついでの散歩もできなかった。昨日の夜勤はできれば休みたかったが、それができなかったのは、13日に体調不良の名目でずる休みしたばかりだからだ。このように、お天道様は人の行いを見ているのであるから、正直に生きなければならないとの思いを新たにした。
夜勤明けの今日は雨に加えて冷え込みが厳しく、午前4時すぎに記録した20.8℃から気温は下がる一方で、22時の時点では11.6℃となっている。明日の天気は回復するらしいが、明け方の最低気温は9.3℃と予想されていて、我が家はすでにエアコンの暖房を使っている。石油ストーブはさすがにまだ早いが、今年はかつてないレベルで灯油価格が上がっていて、札幌では1Lあたり100円を超えているらしいので、どれをメインにして部屋を暖めるか決めかねている。昨シーズンの余った灯油は廃棄するのが一般的とはいえ、こんな値段ではそれをするのもためらわれる(我が家は灯油を冷暗所に保管しており、昨シーズンの備蓄はそのまま使うことにしている)。
今日は三浦猫散歩の連載2回目を。わたせせいぞう的景観の砂浜に住む猫ファミリーを1年ぶりに訪ねたところまでが前回の記事。ここにはよく転がる1匹の黒のほか、少なくとも3匹のキジトラが暮らしている。もともと両者は別グループを形成していて、縄張りも少し離れていたが、それぞれのメンバーが一部いなくなるなどして構成が変わった結果、現在は入り混じって暮らしているようだ。
恐らくこの子は2匹のキジトラのお母さん。初めて会ったのは2019年10月で、当時は3匹のキジトラ子猫を従えていた。
それほど警戒心が強くないお母さんだが、指の匂いで挨拶しようとすると、なぜか頑なに拒まれてしまう。
なので、人懐っこいほかの2匹とごちゃ混ぜにして撫で回して、どさくさ紛れに慣れてもらった。動画はこちら。
左は子供Aと母、右側はちょっとシャイな性格の子供B。天気が良ければ背後に富士山が見えるはずだけど(一例)、今日は曇っててぜんぜんダメね。
奥に生えている椰子の木はワシントンヤシかワシントンヤシモドキだと思う。ココヤシのように大きな実はならず、ブドウぐらいの大きさの種がぱらぱらと落ちてくるだけなので、木の下で子供を遊ばせておいてもお母さんは安心。
今度ここへ来るのはハマダイコンの花が咲くころだろうなあ。もう少し頻繁に会いたいけど、何しろここは遠くてさ……。
海辺の4匹と別れ、複雑に曲がりくねった路地を漁港へ向かう。見覚えのある民家に差しかかって安心していると、その縁側に3匹の猫が取り付いていることに気づいた。
ちょうど出てきた家の人が敷地に招き入れてくれたが、猫は1匹残らず逃げてしまった。残念。
集落を通り抜けて再び砂浜へ。こちらに気づいた猫がすでに2匹いるのが分かるかな。
見分けのつきにくいサビ猫だが、この子ははっきり覚えている。2017年10月以来、来るたびに会ってもう4年になるからね。
サビと黒にかかりきりの俺を呼ぶかのように、地面のキジ白が鳴いていた。
「君、知ってるかい? この砂浜にはろくなものがないんだ。見てよこのアメフラシみたいな軟体動物。こんなもの食べられると思う?」
俺の存在に気づくと動きを止めて、記憶の糸をたぐるような顔つきになった。この続きはまた今度。