関東甲信地方の梅雨入りが発表されたのは11時だったらしいが、iPhoneに通知が入ったのは正午を少し過ぎたころで、その時俺は中河原駅のホームで下り電車を待っていた。予報ではお昼から夕方にかけて雨になっていたが、実際は薄曇りのレベルで、時には弱い日差しが注ぐこともあった。東海地方から1ヶ月も遅れての入梅で、紫陽花の花も元気がないように見えるが、今後雨がちな日が続けば、多少は持ち直すかも知れない。
夏休みは7月中旬に取ることにした。いつもは9月最終週の平日を選んでいるが、今年は9月に大きな組織改変が予定されいて、なるべくその前に消化して欲しいとのお触れがあった。少しでも涼しい時期ということなら梅雨明け前を選ぶしかないし、そのころは緊急事態宣言が解除されているはずなので、関東近県のどこかへでも出かけられたらと思っている。
今日の写真は猫デッキのサチコから。
年のせいかあまり毛繕いをしなくなり、首周りや胸元の冬毛が残ったままになっている。暇を見つけてファーミネーターかけてやらないと……。
中河原から電車に乗って向かったのは北野。気温は27℃ほどでやや高かったが、日差しが弱かったせいか、猫は普通に出歩いていた。この写真には2匹写っているけど分かるかな。
もう1匹はいちばん奥。かつて飲食ビルだったと思しき建物だが、今はほとんど廃墟化して猫ビルになっているようだ。
最初の三毛も加わって2匹、……のように見えて実は3匹。黒の後ろに三毛がもう1匹いるが、怖がって出てこなかった。
いつもは逆サイドから撮ることの多い家だが、塀に穴が開いているとは気づかなかった。
その後しばらく猫影が途絶えて、次に遭遇したのは黒白の50分後。ねぐらを変えた三船敏郎を訪ねて、前回見かけた駐車場を覗いてみると、寝ている猫はいたものの白斑が見当たらない。
黒の背後の民家には惰眠を貪るキジトラの姿もあった。あれはいつものお馴染さん。
川向こうの住宅街にねぐらを変えた三船敏郎の姿は4月末を最後に見ていてない。以前のように決まった場所で寝起きしているなら探しようもあるが、そうでなければ見つけ出すのは難しい。一旦は諦めて片倉駅のホームに上がったが、元のねぐらだった猫マンションを確認していなかったことに気づき、モバイルSuicaの入場記録を取り消してもらって再び外に出た。
お前、また川を渡って400mも離れたところから帰ってきたのか。見た目はくたびれているけどタフなヤツだなー。
俺の驚きが分かっているのかいないのか、巻いた尻尾をふるふる言わせて反応する三船敏郎。今さら感あるけど仮の名前にしてタグ付けしとくか。