ここのところ朝から暑くて湿度も高く、せっかく早起きして出かけても、散歩を終えるころには汗だくでずぶ濡れになってしまう。そろそろ空が高く澄んで、朝夕くらいは涼しい風が吹いても良さそうなものだが、一向にそうならないのはやはり気象状況が以前とは違ってきているのだろうか。2階南向きの寝室は室温が爆上がりなので、日中のうちに冷房をつけておかないと、ベッドのマットレスが熱を持ってしまって寝付けない。それでなくとも俺は夜間頻尿で睡眠の質が悪いのに、連日の熱帯夜がさらに追い打ちをかけている。服屋に行けば夏物はすでにセールの棚に押しのけられ、目立つ場所には秋物が並んでいるが、今買ってもまだしばらくは暑くて着られない。猫たちもいつ毛皮を着替えたらいいのか悩んでいるに違いない。
今朝の散歩は日差し次第で行き先を決めることにしていたが、曇りコースとして選んだ登戸は割と盛況で、初っ端から新たな顔ぶれを紹介できる運びと相成った。
ぱっつん鉢割れのキジ白は、突然現れた不審者にきょとんとした表情。
近寄っても逃げ切らないのは、普段から親切にされているからだろう。念のため言っとくけど、俺も親切なんですよー。
コンクリートの庭で伸びる黒発見。やはりこの季節は放熱性重視だよな。
近寄ったら奥の方にも暑苦しいのがいた。ごくたまに見かける子だが、カメラに収まるのは初めて。
朝の散歩を登戸からスタートするのは初めてかも知れない。今日このコースを選んだのは、今月9日の朝の散歩で中野島~登戸を歩いた時、ゴール直前でゲリラ豪雨になり、途中で散歩を断念したから。直前といってもその数百mにはたくさんの猫が生息しており、冒頭のキジ白やこの黒もそうした中に含まれる。どちらも初めての子なので、頑張って朝早く来た甲斐があった。
ブルーアイの白には以前も会っているはずと思い、帰宅してから調べたところ、この場所で白に会ったことは間違いないが、それはオッドアイの誤りだった。4年と少し前の出来ごとなのに、記憶力が衰えるというのは淋しいものだな。
登戸散歩は9日の補完なので3.7kmとごく短く、1時間足らずでおしまい。盛大に余った時間を利用して、とある駅前の白に会いに行った。
さっきのブルーアイも魅力的だけど、この子のイエローアイもきれいで、とても19歳とは思えない。我が家のサチコも18歳だし、先日死んだ巨大黒猫もそうだし、高齢猫といっても様々だよなあ。
切り通しを抜ける線路の向こうに猫発見。蒸し暑くて汗だくでも、俺の猫サーチパワーは衰えを知らないのだ。
近寄ってみると、きれいなクリーム色。自然保護区のメスライオンみたい。
警戒して腰を上げたところをもう1枚。これは本当に素晴らしい毛並みだ。
約2年ぶりの三毛ちゃんは、恐らく俺のことを覚えていない。片や俺は三毛ちゃんのことはもちろん、かつてここに暮らしていた日の丸猫のこともよく覚えている。あの見事な丸顔はそうそう忘れられるものではない。