三連休初日の今日は久しぶりに奥多摩の猫たちに会いに行きたかったが、予報では午後から雨になっており、山間では前倒しで降り始める可能性が高いので今回は諦めた。代わりに行くことにしたのはあきる野〜八王子に跨がる農業集落で、こちらは無理すれば出勤前に行けないこともないのだが、せっかくの長閑な散歩道を急ぎ足で歩くのもアレなので、貴重な休日を1回分消費して赴くことにした。奥多摩よりもあきる野の方がいい予報だったわけではなく、どちらも雨の降り出しは13時ごろとされていたが、どうせ降られるなら近場の方が傷が浅いからでもあった。
雲が厚くてまだまだ暗い6時半、スタート地点のバス停から少し歩くと既知の猫拠点にたどり着く。滅多に来られない場所なので近況は分からないが、とりあえず鳩にロックオン中の三毛は見つけられた。
こちらはお散歩中の黒。草の匂いを嗅いでいたところ、舌を鳴らして振り向いてもらった。
君はカタバミなんか食べるの? そんなのじゃなくて、イネ科の美味しいのがいくらでも生えているじゃない。
静かだった住宅街では徐々に人々が動き出し、それに合わせるように猫たちも所定の位置についている。
玄関に背中を向けているので、お食事処はほかの家なのだろうな。
川沿いの猫も車の下から様子を窺っている。時刻は7時を少し過ぎたところ。
1月以来となる農業集落にたどり着くと、会いたいと思っていた猫にいきなり遭遇してのけぞった。
立派な尻尾のクリームタビーに再会。冬毛の時に比べるとだいぶ細く見えるね。
何とか警戒を解いてもらってもう1枚。ここのところ立派なクリーム猫に会う機会が続いてとても嬉しい(一例)。
クリームはこの近くの大きな農家で暮らしているらしく、付近を張っているとほかにも何匹かいた。
臆病な黒はカメラを向けるたびに逃げてしまい、ほとぼりが冷めたころになってようやくアップが撮れた。やっぱり1月にも見かけた子のようだね。
古い家には養蚕室の名残が見て取れる。黒の先祖もさぞかし活躍したことだろう。
散歩を終えたのは8時半前。予定では純心女子大学でバスを乗り継いで京王八王子駅に出るつもりだったが、時間帯と客層を考えると気が引けてしまい、ちょうどやって来た反対方向のバスに乗って拝島駅に到着。電車に乗り換える前にシャム混1号邸を覗いてみると、ちょうど数奇屋門の前で休んでいるところだった。
カメラ嫌いのシャム混1号。あまり調子が良くないようで、よたよたと歩いて敷地の奥へ消えた。
ついでの寄り道をもう一箇所。舌を鳴らしてキジ白3号に登場願った。
しょっぱい顔のキジ白3号。そういやこいつもカメラが苦手だった……。
基本的には懐いてくれるが、それほど頻回には会っていないので、触る時は少しずつ慣らさないと鉄拳が飛んでくる。とはいえ全力で引っ掻かれるわけではなく、薄く血が滲む程度に留めてくれるのはこの子の優しさ。動画はこちら。