京王線猫行脚22(多磨霊園→東府中)


府中市の猫

 台風14号くずれの低気圧は房総半島の先をかすめて、北へ向かわずに東に抜けたようだ。天気は朝のうち雲が厚くてやや暗かったが、猫を探して歩いているうちに明るくなり、終わったころには雲一つない青空が広がって、台風一過(というか低気圧一過)のレジャー日和となった。府中アメダスでは29.9℃と辛うじて真夏日にはならなかったものの、湿度が高めだったので過ごしやすい感じはしなかった。気象予報士は「秋晴れ」と表現していたが、北海道出身者としては、最高気温がせめて25℃以下になってくれないと夏が終わった気がしない。我が家の猫もほぼ一日中寝て過ごしていた。
 今日の猫散歩は京王線猫行脚の多磨霊園〜東府中。地元なので出勤前でも余裕で行ける場所だが、近所だからこそ丹念に歩きたいという思惑もあって、雨上がりの休日を待っていた。駅間距離は0.8kmと短いが、例によってたくさん迂回して10倍以上の距離を歩いて5匹の猫に遭遇した。地元を開拓するという趣旨からすれば、もう少し粘りたいと思わないでもなかったが、雲が切れてからの晴れ渡り方が半端なく、日差しにやられて敢えなくヘタレた。
 駅近くの三毛ちゃんは散歩スタートから30秒で遭遇。
府中市の猫

 楚々とした美人さん。以前ここで茶トラ白を見かけたことがあり、当てにして覗いてみたら別猫がいたという次第。
府中市の猫

 先日、茶猫にほくろができやすいという話を書いたが、三毛や二毛の茶色い部分も同様なので、目の周囲の粘膜がほくろで黒く縁取られて、舞台女優の目張りみたいになっていることがある。猫が美人に見えるのはそのことも理由の一つだと思う。
府中市の猫

 弱い朝日を浴びて、湿った毛皮を乾かす猫発見。
府中市の猫

府中市の猫

 警戒して身を低くした長毛黒。この子には何度か会ったことがある。
府中市の猫

 路地の奥にぽつねんと佇む黒白。
府中市の猫

 赤鼻が痛々しい。なかなか気温が下がらないので、蚊がいなくならないんだよねえ。
府中市の猫

府中市の猫

 ……などとフレンドリーに語りかけたら民家の敷地へ逃げてしまった。
府中市の猫

 大通りに面した猫民家を訪ねてみると、2ヶ月ほど前にも見かけた黒が行き交う車を眺めていた。
府中市の猫

府中市の猫

 前回はかなり手前で逃げられたので、しっかり全身を観察できて嬉しい。つってもまあ真っ黒なんだけれども。
府中市の猫

 閾値を超えるとこうなる。
府中市の猫

 折り返し地点の寺院にたどり着いたころには、だいぶ日差しが強くなってきた。最後にあの猫を撮って帰ろうっと。
府中市の猫

府中市の猫

 茶トラ白と思ったら茶霜降り白だった。まだ若いようで毛並みが艶々している。
府中市の猫

 カメラは苦手らしく、目線はもらえずじまい。この寺院にはほかにも猫がいるそうだが、お参りの邪魔になってはいけないので早々に辞去した。今日はこれでおしまい。
府中市の猫

関連記事一覧

  1. 昭島市の猫
  2. 稲城市の猫
  3. 福生市の猫
  4. 大田区の猫
  5. 立川市の猫
  6. 八王子市の猫

お知らせ

ブログ内のコンテンツは、クリエイティブ・コモンズ国際ライセンスの下に提供されています。非営利・著作者明示・不改変の条件に従う限り、自由にご利用いただけます。リンク先に表示される寄付の要求は、本ブログとは関係ありません。本著作係採用創用CC國際授權條款授權。鏈接上顯示的捐贈請求與此博客無關。This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License. The donation requests that appear in the links are not related to this blog.
Creative Commons License

ブログ内検索

タグクラウド

最近の記事

  1. 日高市の猫
  2. 金沙鎮の猫
  3. 立川市の猫
  4. 金沙鎮の猫
  5. 八王子市の猫
  6. 福生市の猫
  7. 府中市の猫
  8. 所沢市の猫

アーカイブ

日月出没

PAGE TOP