今日はお休みにもかかわらず朝5時に起床して、フォーン君の超巨大公園に行ってきた。
都心方面へ猫散歩に行く時は青梅ライナーに乗ることにしていて、今朝もそのつもりで駅に行ったわけだが、ダイヤ改正後、拝島駅発売分の割り当てがたった60席に減らされたそうで、ホームに着いた時にはとっくに売り切れ。不本意ながら快速に乗って新宿まで立つことになった。手売りを減らした分はチケットレスサービスに回したそうだが、ビューカード(JR東日本のクレジットカード)がないと利用できないので、今後はよほど早く駅に行かないとたぶん乗れない。腹立ち紛れに書いておくが、都心から放射状に伸びるJRの通勤路線の中で、最も未開発で時代遅れなのが中央線だ。ほかの路線はすべて複々線化されていて、緩急分離が完全にできているから、遅延が少なく列車本数も多い。中距離電車は最大15両編成で、グリーン車だって2両もついている。それに比べて中央線は、みみっちい10両編成の自称「快速」が、多すぎる客を捌き切れずに毎日必ず遅れてやってくるようなスカポンタンだ。誰がビューカードなんか作るか。
……まあそんなことはどうでもいいんだが、目的地の超巨大公園に着いたのは8時半前。誰もいない原っぱをとぼとぼ歩いていると、見覚えのある顔がこちらへ向かってきた。ただ、記憶に残る光景と違っているのは、それが2匹でなく1匹ということだった。
待ちわびていたかのように、にゃあにゃあ言いながら追いかけてくる。
大雪が降ったりしたから心配してたけど、元気そうで良かったよ。
この公園にフォーン君のいない春が来た。最後に聞いた鳴き声や、痩せ細った体を撫でた時の感触は今でも鮮明に覚えている。あいつはここのどこかに眠っているんだろうか。
もう1匹の三毛はいるかなと思ってトイレの裏に行ってみると、案の定、芝生の上で日なたぼっこしていた。
さっきの三毛とは色合いが少し違うけど、顔立ちや耳の形が似ているので、姉妹じゃないかという気がしてきた。毛色からすると、父親はフォーン君なのかなあ。
2匹の三毛と別れて街なかの散歩を開始したが、20℃超えで日差しも強く、都心にもかかわらずぜんぜん見つからない。とある公園で次の猫に遭遇したのは70分後だった。
振り返ると、茂みで涼んでいるのもいた。今日は暑いから、10時半すぎでもこうなっちゃう。
さらに30分後。天気が良すぎて街なかは無理っぽいことに気づいたため、帰る前に橋の下の猫ポイントに寄ってみた。
今日の散歩はお昼で撤収。西武線で帰る前にちょっとだけ寄り道。