月曜日と木曜日に飛び石の祝日が入っているので、世の中には先週の土曜日からぶっ通しで9連休にしている人もいるだろう。昨日も今日もそれに合わせたかのように絶好の行楽日和となったが、あいにく俺は今日から日勤が6日間続くのでどこへも行けない。その代わり10月下旬に連休の希望を出してあって、恐らくそのころには緊急事態宣言が解除されているとは思うが、行きたいところが溜まりすぎて、どこにするか逆に決められなくなっている。抑圧されて育った子供が、「好きなものを買いなさい」と急にまとまったお金を渡されたような感じで、要するにどうしていいか分かんないのである。
とりあえず今日のところは昨日の続きで京王線猫行脚を1駅進めた。今日の踏破区間は東府中~府中の1.5kmで、この駅間距離は京王線の中では長い方だが、真ん中らへんに京王競馬場線の府中競馬正門前という駅が存在するので、それだけの距離が空白地帯になっているわけではない。府中市は29.4km²という面積に鉄道の駅が14駅あり、多摩地区の中ではかなり便利な方だと思う(八王子市には22駅あるが面積が186.4km²なのでまるで違う)。
自宅を出て間もなく、車の下から周囲を窺う黒煙ちゃんに遭遇。朝の出勤前に見かけるのはとても久しぶり。
今日みたいな快晴でもこんなに暗いんじゃ、日勤前にこの子の写真を撮るのはそろそろ無理だなあ。
……と思ったけど、こんな時のために40mmF2.8の単焦点レンズを買ったのだった。少しだけじっとしていてね。
毛繕いの多い黒煙ちゃんは頻繁にゲボする。これは1セット(2回)終わって呆然としているところ。
東府中をスタートしたのは6時半すぎ。1匹目は5分以内に発見。
今朝の最低気温は15.8℃と冷涼で、猫も高みで日に当たる季節になった。こんなに青い空の下で写真を撮るのも久しぶり。
朝日が強烈で分かりにくいけど、普通の茶トラよりも毛色が少し薄いようだ。ティッピングの生じたカメオタビーかも知れない。
回り込んでもう1枚。尻尾が白っぽいのはティッピングが大きいからかな。
ここは割と頻繁に訪れる場所だが、この子はたぶん初めて。うちのサチコに似た感じで親近感が湧くね。
茶トラは地面でふんぞり返っている。2017年2月に初めて会った子。
今日最後の猫は定位置のモノクロ姐さん。背中をこちらに向けて寝入っていた。
日なたは気持ちいいから出てきなよーなどと話しかけてみたものの、不思議そうな顔つきでこちらを見つめるのみ。モノクロ爺さん亡きあと、懐いてくれる猫はこの街にはいない。