オーバーホールに出したKPの代わりに今朝から予備機のK-5を持ち出している。こういうことは時々あるが、さすがに11年前の機体となると、いかに当時のフラッグシップ機とはいえ古さは否めない。昨日、最新機種のK-3 IIIを触ったばかりだから尚更だ。とはいえ液晶モニタがチルトしないこと以外、致命的な不便さがあるわけでもなく、今朝の猫散歩もそれなりに満足する撮影結果で終わった。気をつけなければならないのは手振れ補正が弱い点で、特にこの時期の朝の散歩は暗いので、望遠側にズームする時は脇を締めてしっかり構えないと簡単にブレる。もう一つ気になるのはSDカードの読み書きが超絶鈍亀な点だが、これは書き込み中でも操作自体は受け付けるので特に支障はない。書き込みが終わるまでモニタが真っ暗になるのはまあご愛敬かな。
散歩コースは日野~甲州街道の3.9km。そろそろ朝夕冷え込むようになり、寝坊助四天王がお団子になるころかなと思って行ってみたが、ねぐらの猫ボックスはもぬけの殻だった。どこか日当たりのいい場所へ出張っていたのかも知れない。
こちらは開けた場所で毛繕い中のサビ。
今朝の最低気温は14.9℃で、たいていの猫にとっては寒いはずだが、なぜか日陰で頑張っているのもいる。
毛並みが艶やかなので若いと思うが、真っ黒なだけに年齢の見当がつかない。1歳くらいかなあ。
年齢不詳の黒を撮って振り向くと、背後からこちらを凝視しているのがいた。
塀の上の麦わら。M字ラインの一部にO遺伝子由来のレッドが見て取れる。
警戒心を露わにする麦わらの下にもう1匹。この路地は芋づる式だな。
逆光で分かりにくいけど、あの黒はさっきの黒より若いね。今年生まれた子猫かな。
茶トラは近寄る素振りを見せただけで引っ込んでしまい、しばらくすると出てくる。同じことを3回繰り返したが、傍から見るとかなり不審なことに気づいて諦めた。
ここは毎年小さいのが現れるね。でもきりがないのでそろそろ行くよ。
このまま大盛況と思われた今朝の散歩だったが、芋づる式の猫路地のあとはからっきしで、最後に地面で日に当たる茶トラを見つけて打ち止めとなった。
昨日のK-3 IIIで撮った写真と今日のK-5で撮った写真、11年分の性能差は感じられないかも知れないが、ウェブ用に解像度を落とす前はかなり違っているし、現場で撮影している時はもっと大きな差を感じた。デジタルカメラというのは新しいことが正義だと思う。