今日も天気は良かったようだが、昨夜から体調が悪くなり、着替えもせずに一日中うだうだして過ごした。10日からの三連休はこまこま散歩に行っただけで終わってしまい、歩けば歩いた分だけ猫に会えるこの季節、家から出られずにいるのは忸怩たるものがある。ちなみに昨日の記事で「こまこま散歩は行きたい場所リストの3番目」と書いたが、現在そのリストに列挙しているのは、ごく近いところでは東大和市や瑞穂町、遠くではアメリカのフロリダ州キーウエストなど、実現困難なものも含めて50箇所ほどになっている。国内では西から順に指宿、雲仙、瀬戸内、丹後、京都市内、能登と並び、中には暗峠などという過酷そうなプランも紛れ込んでいる。そうこうしているうちにどんどん時間は経つし、俺も年を取って動きが悪くなってきているので、これらの大半は実現できずに終わるだろう。もっともっと早くから猫散歩を始めておくんだったと今さらながら後悔している。
とはいえ限られた時間でも充分に嬉しくて楽しいのがこの趣味のいいところ。8ヶ月ぶりに訪ねたこまこまの猫たちは元気そうで、みんな相変わらずの人懐っこさ。ここは桜の3月や彼岸花の9月に来る機会の多い場所だが、今回は日の出時刻の関係でいつもより2時間ほど遅い訪問となり、ベンチの2匹はすでにお腹いっぱいの様子だった。
しかもこの日は牛乳が売り切れで、買ってきたのは猫には飲めないコーヒー牛乳。もう10時半だし、牛乳バトルはお休みして、ここでゆっくり食事させてもらうよ。
おいしい牛乳ブラザーズ、「まさか手ぶらで来るとは」と驚愕の表情。
ここで食事して猫に襲われなかったのは今回が初めてかも。茶色は猫の食欲をそそらないのかな。
まあ実際は朝食後に来たからだと思うけどね。ほかの猫もあまり興味を示さない。
手持ち無沙汰なので日光浴を始めた猫たち。このころ気温は17℃ほどで、日なたがちょうどいいくらい。
この2匹はいつも一緒にいるし、模様もよく似ているので、親戚筋かも知れないが、年齢は多少離れていると思う。初めて会ったのはチョコ白よりサバ白の方が1年早い2014年9月で、当時すでに成猫然としていた。
その傍らでキジ白が転がり始めた。今日はお日様が最高に気持ちいい日だ。
時刻は11時を過ぎて、そろそろ猫たちのお昼寝タイムが始まる。この先にも会いたい猫がいるのに、この分では間に合いそうにない。さすがに8時半のスタートでは遅すぎたかなどと一人ごちつつ、2軒目最後の写真を撮り、半ば諦めモードで次へ向かうことにした。オープン猫デッキの隅で寝ているのは先ほどのサバ白。
2軒目の猫民家を辞去したのは11:15。本来なら高麗川に架かる小さな橋を渡って駅へ向かい、その道すがら何軒かの心当たりを覗いてみることにしているが、あいにくその橋は一昨年の台風19号で流されたまま放置されており、それ以来このコースを散歩する時は靴を脱いで水の中を歩いて渡っている。この日もそのつもりだったが、川べりに行ってみると、日高市が事業主体の架け替え工事が始まっており、迂回を強いられたため、次に立ち寄った3軒目がこの日最後の猫民家となった。橋が架け替えられることは事前に知っていたが、12月着工だからまだ渡渉できると思い込んでいた(正しくは12月完成)。それにしても元は延長60m、幅員1.5m、7径間にH形鋼を渡しただけの単純桁橋であり、こんなものを復旧するのに2年以上かかるなんて、日高市というのはよほどお金に困っているのだろうか。
最後の猫は築堤下に住む白。実は今回のこまこま散歩でいちばん会いたかった子。
2018年9月に初めて見かけて以来、こうして会うのはこの3年間で7回目。今年3月のこまこま散歩では会えなかったが、去年11月に来た時は築堤の上で遊んだ。そのほか、今年1月の水上散歩の帰り道、高崎から乗った八高線の気動車の車窓からも見かけている。「会いに行きたいなー」とその時に思ってから10ヶ月も経ってしまった。
日差しが心地良かったのか、今までになく上機嫌な白さん。今までは指で挨拶するだけに留まっていたが、実は全身撫で回してもOKな子だったことが判明した。この続きはぜひ動画で!