朝からよく晴れて絶好の散歩日和となった今日は、日高の里山へこまこま散歩に出かけてきた。彼岸花の開花に合わせて赴くつもりだった散歩コースだが、今年はコロナの緊急事態宣言が長引いたため機を逸してしまった。無理すれば日勤の出勤前に行けなくもなかったが、せっかく遠出するなら時間の制約を受けずに散歩したいと思い、彼岸花は諦めて今まで我慢していた。10月1日に緊急事態宣言が解除されてから今日出かけるまで1ヶ月半近く要したのは、ほかにも行きたい場所が溜まっていたからで、解除後最初に訪れたのは三浦で次が奥多摩。こまこま散歩は行きたい場所リストの3番目に位置していた。
彼岸花の季節なら日の出時刻は5:25前後なので、6時半ごろには充分明るくなってカメラ片手の散歩も可能だが、11月中旬にもなると日の出は50分近く遅くなっており、6時半のスタートでは早すぎる。とはいえ正直に50分ずらしたのでは、通勤通学時間帯にかかって具合が悪いので、今日はそれらの通行人と被らないよう、高麗駅のスタート時刻を8時半に設定した。途中の新秋津では乗り換え時間を25分ほど確保して、知り合いのモボ猫の住む路地を覗きに行ってみた。北向きの斜面に建つモボ邸にはまだ日が差していなかったが、猫は門扉の前に座っていた。
初めてこいつに会ったのは今年3月で、やはり今日と同じように日が差す前の路地に佇んでいた。大正時代のモボみたいな髪型と吊り目が印象的な猫で、慎重にやれば触ることもできる。
前より表情が柔らなくなったような気がする。8ヶ月で4回目だから少しは覚えてくれたかな。
秋津から西武池袋線の飯能行きに乗り、飯能でさらに西武秩父行きに乗り換え。隣駅の高麗に着いたころには日は充分に高く、農家の猫もとっくに目覚めて活動していた。
あれは序列最下位の茶トラ。初っ端から出てくるのは珍しいかも。
そして大きな声で鳴いている。お腹が空いているなら少しカリカリ食べとくかー。
こまこま散歩は3月末以来。前回来た時は長毛二毛の被毛がハゲるなどしていたが(こちら)、この8ヶ月でほとんど回復したようだ。元気そうで良かった。
そこへさらに1匹登場。とりわけ人懐っこくて天真爛漫な茶トラ白のお嬢さん。
軽く一回りして戻ってきたように見えるが、実は巡回が始まってから30分以上経っている。畑のあちこちを嗅ぎ回ったり、寄り道したり、排泄したりして、気長に待っていたら時間が押してしまった。
次の猫たちがお昼寝タイムに入ってしまうのでそろそろ行かなきゃ。今日はキジ白のお友達を見なかったけど、元気にしているならよろしく伝えておいてね。
1軒目に長居してしまって次が押すのはいつものことだが、今日はスタートが遅いのでもう10時を過ぎている。2軒目の猫民家に差しかかると、帰宅途中と思しき猫が先行していた。
キジ白のカラーポイントなのは遠目にも分かったけど、ここには人懐っこいキジ白ポイントと臆病なキジ白ポイントがいて、両者は瓜二つなので見分けがつかない。あの子はどっちかなあ。
その傍らでは、おいしい牛乳ブラザーズがまったり中。恐らくすでに朝ご飯を済ませたものと思われ、いつものようにがっついて集まってくることもなく優雅な佇まいだ。この続きはまた明日。