「今のうちに美容院に行っておかなくちゃ」と妻が言ったので、年の瀬がすぐそこまで近づいていることに気づいた。年末年始もどうせ仕事だから何もイベントはないはずなのに、師走を特別な1ヶ月と感じ、何となく慌ただしく感じてしまうのは不思議なことだ。俺の会社は依然として会食を控えるよう通達を出しており、忘新年会はもちろん、異動する仲間の歓送迎会も行われない。友達に年賀状を出すのもやめてしまったし、新年を迎える準備といえば、JR北海道のカレンダーを買うことと、猫を風呂に入れることぐらいだろうか。今年はまだ暖かくて炬燵やストーブも出していないので、なおさら年の瀬という気がしないが、大晦日の夜、妻や猫たちと一緒に除夜の鐘を聞けば、平和で幸せな一年だったことを実感するだろう(夜勤かも知れないけど)。
今日の散歩は西立川~立川という歩き慣れたコースを選んだ。このコースで会いたい猫は3グループ6匹いて、今日はそのうち1グループ2匹に会えたものの、残りはしばらく会えないままだ。最初に立ち寄った「桜の猫民家」では黒白オッドアイが不在で、定位置の安楽椅子は5月を最後にもぬけの殻。もう1グループは学校裏の猫アパートで、ここで暮らす3匹のうち2匹は前から見なくなっていたが、1匹残ったキジ白の母も9月を最後に会えなくなった。
いつもなら馴染の猫との逢瀬を終えてほくほくしているであろう地点が、今日の1匹目。
地面で寛いでいるのはさらに古馴染。今までの記事では、初めてこいつに会った日を2012年1月20日と書いていたが、よく調べてみたところ、それより1ヶ月ほど前の2011年12月13日に逃げられていた。10年選手の割にはいい毛並み?
この家で手厚くしてもらっているので体格もいい。サチコの倍くらいありそう。
これはちょっと分かりにくいかな。ずっと奥の塀の上に黒い影が見えている。
むこうもこちらの気配に気づいて振り向いた。やっぱりクーちゃんだ!
まったく懐いてくれないこの辺りの猫たちの中でも、とりわけ懐かない黒。クーちゃんというのは近所の婆さんが呼ぶ名で、本名かどうかは不明。
見かける頻度は割と高いが、カメラに収まるのは1年ぶり。前回は去年11月15日だった。
こちらは昼下がりの上矢印邸。会えたらいいなと思っていた猫が道端に出ていた。
騒ぎを聞きつけて上矢印ちゃんも登場。2匹ともまた会えて嬉しいよ。
この子たちはいつも一緒。黒白が母で上矢印ちゃんが息子ではないかと予想しているが、今のところ確認する術がない。
9月に見たけた時もまったく同じ姿勢で張りついていたが、真夏の暑い時はややダレる子(一例)。
最後は今までになくお澄まししてくれた。食欲の秋だから礼儀正しくなったのかな。