氷点下3.1℃だった一昨日の早朝散歩よりも、今日の夜勤前の散歩の方がよほど寒くてキツかった。天気予報サイトにはお日様マークが並んでいて、安定した冬晴れが続くものと思っていたら、お昼前には日が翳り、スタート地点の拝島駅に降り立ったころには雪まで降ってきた。3~4℃で推移していた気温もさることながら、日差しのないところへ最大瞬間風速14.9m/sという強い北風が吹いて、大した防寒性もない仕事服ではあっという間に体温が奪われる。今日は拝島の知り合いを訪ねて回るつもりだったのに、これでは誰にも会えない思って絶望しかけたが、こんな日でも猫は割と普通に出歩いているから不思議だ。寒さでだいぶ体が蝕まれたが、会いたい子にもそれなりに会えたので助かった。
1匹目はお散歩帰りと思しきキジ白。それほど親しい子ではないが、試しに舌を鳴らしたら止まってくれた。
君たちの冬毛は強力だね。俺なんか足腰が冷えちゃって氷みたいだよ。
ここは拝島時代の旧々々居付近。崖線に沿って上下に展開する住宅地を覗くと、高い方の階段に1匹の猫が座っていた。
これは美人な茶トラ白。一昨年の10月以来だけど、君のことははっきり覚えているよ。
階段の茶トラ白と相対するように、道路向かいの低い方には野郎どもが2匹。さすが美人は注目されているな。
ちなみにうしろのキジ白は子猫時代(2018年8月)からの知り合い。あの華奢だった子がこんなに貫禄たっぷりに育ってくれて、おじさんはとても嬉しい。
細かな雪は降り続いているが、舌を鳴らす音を聞きつけて、キジ白3号はすぐに出てきてくれた。
こんな天気だし、ほかの誰に会えなくても仕方ないけど、君にだけは会いたかった。背中に雪がついちゃってるから、寝床で暖かくして休んでね。
拝島から某巨大神社まで歩いたあと、バスを途中で降りてエビ子の家にも立ち寄ってみたが寝床は空。玄関前にカリカリのゲボが残っていたので、元気にしていることは確かなようだ。残りはエビ邸付近で見かけた猫たち。
最後の1匹も似たような結果で、2021年の散歩はこれで終了と相成った。
今日は玄関で見送る妻に「良いお年を」と言って家を出てきた。元旦の明日は仕事帰りに馴染の猫たちに会い、帰宅したら「明けましておめでとうございます」と妻に挨拶する。こういう生活、意外に気に入っていて、体さえ持つならもっとずっと続けてもいいような気がしてきている。来年はとろろ昆布の味噌汁や納豆をたくさん食べて、なるべく死なないように心がけよう!